AIにステロかコンボか判断させるには?
前回の記事が、我ながらアレな感じでナニですが、メゲずに続けていきましょう。
今回は、コンボデッキをAIに落とし込む前段階の、戦術決定にいたる評価手法を考えてみます。FERRY自身がドミニオンを強くなるためのブログですので、生温く見守ってくださいませ。
<サプライ判断>
毎ターン8金を出すのか、2購入16金を目指すのか、改築などで手札をアップグレードして勝利点をゲットするのか、これらのストーリーに必要なカードがあるかの判定からスタートします。
- +2アクション
- +3ドロー
- キャントリップの+2ドロー
- キャントリップの+2コイン
- +1購入
- 手札廃棄
- 手札アップグレード
- その他、山札予想(願いの井戸や秘術師など)、山札操作(地図職人や偵察員など)、手札操作()
- ステロ組の手を遅くするアタックカート
- コンボパーツを複数集めるためのカード(値切り屋や工房など)
と、ここまで書いただけで投げ出したくなってきました(笑)
これらのカードの組合せに対するマトリクス評価表(例えば、村と鍛冶屋と市場と民兵があれば、8金コンボ+3補正、2購入16金コンボ+5補正。更に改築があれば、それぞれ+5補正、+7補正など)から、コンボデッキ構築係数を算出して、そのゲームに用いる戦術候補を決定します。
それらの戦術候補と、その場のステロ戦術の速さを比較して、採否を判断する。という感じでしょうか。
FERRY自身が実戦で考える場合も大体上記のような事を考えていますが、やはりその場がコンボが強い場なのかどうかの判断が難しいです。
そもそも”コンボデッキ”をもう少し分類して定義しないといけないのは明白なので、別途類型化を試みます。
<類型化ベータ版>
いわゆるステロ/コンボというわけ方ではなく、何種類の王国カードを用いるかで分類してみます。
◇王国カード1種類+お金
ここは、分類もシミュレートも楽チンですね。
- +ドロー(鍛冶屋、議事堂、書庫、大使館、中庭、船着場、狩場、等)
- 圧縮(礼拝堂、再建、等)
- 圧縮+アルファ(執事、伯爵、よろずや、等)
- 寵臣
- 司教(ゴールデンデック含む)
- その他
◇王国カード2種類+お金
まだPCで力技でシミュレートできるでしょうか。
- +2アクションと+ドロー(村系+鍛冶屋、村系+拷問人、等)
- 圧縮と+ドロー(礼拝堂+研究所、礼拝堂+秘術師、再建+願いの井戸、等)
- +ドローと組合せ(大使館+坑道、中庭+執事、等)
- 狩猟団と+2コイン
- 特殊勝利点と組合せ(泥棒庭園、木こり庭園、鉄工所庭園、工房庭園、等)
- 倉庫+宝の地図
- 玉座の間+ゴミあさり
- その他
◇王国カード3種類+お金
この段階で、絶望的にバリエーションが増えます。単なる王国カードの組み合わせだけではなく、それらのアクションの順番等についても考える必要があります。簡便のためには、予め既知の手筋を入力してしまう方がよいかもしれません。
………と、今のところは、絶賛生煮え中です。AndrominionのAIも、”ランダムにアクションを買う”というAIがいるくらいですから、複数のアクションの絡んだ華麗なコンボをAIに使わせるのは難しいのでしょうね。