初手5-2の鍛冶屋ステロはどのくらい弱いの?(追記有)
暖機運転中の第一回目記事は鍛冶屋ステロです。
基本的にステロスキーなFERRYなのですが、鍛冶屋ステロ奥深いです。
初手銀-鍛冶屋で入った後の考察は、いろんな方がされているので、ここでは初手5-2で銀貨が一周遅れてしまった時にどのくらい不利を被るのかについての検証してみます。
「Geronimoo's Dominion Simulator」の最適化された鍛冶屋ステロの購入優先順位は以下のとおりです。
- デッキの金量が15より大きいなら属州購入
- 属州の残りが4枚以下なら公領購入
- 属州の残りが2枚以下なら屋敷購入
- 金貨購入
- 属州の残りが6枚以下なら公領購入
- 鍛冶屋を買った後、財宝カードの枚数が11の倍数になる毎に鍛冶屋購入
- 銀貨購入
鍛冶屋の二枚目は、二周目では買わないんですね。銀貨か金貨を合計4枚買った後に追加で差すアルゴリズムのようです。二周目で鍛冶屋を買いにいくアルゴリズムとの比較は別記事で検証してみましょう。
属州場、屋敷場、四人戦、4-3二人、5-2二人で、上記の購入優先順で10万回のシミュレートをした結果、
- 4-3側の勝利が62.32%
- 5-2側の勝利が25.04%
- 引き分けが8.13%
- 平均決着ターン14.6ターン
ターンとなりました。(足して100%にならない理由はよくわかりませんw)
5-2でも4回に1回は勝てると見るか、3回に2回は負けると見るか、難しいところですが、普通の感覚通り、”5-2で鍛冶屋ステロはないな”というところですね。2金で買える強いカード(中庭とか?)があれば、かなり勝率はあがるでしょう。これも別途検討してみたいところです。
追記1
初手5-2で、鍛冶屋-中庭と買った場合を検証してみました。やはり!というか初手4-3の場合の鍛冶屋-銀貨よりも、勝率で上回りました。ただし、中庭-銀貨の方が断トツで勝率が良い。というオチもついてしまいました。やはり、初手5-2の鍛冶屋ステロは無いですね。
- 4-3の鍛冶屋-銀貨勝利が21.41%
- 5-2の鍛冶屋-スキップ勝利が7.60%
- 5-2の鍛冶屋-中庭(一枚)勝利が24.82%
- 5-2の銀貨-中庭(複数枚)勝利が33.03%
- 引き分けが7.46%
- 平均決着ターン14.1ターン
ターン毎の平均購入勝利点数は以下の通り(赤と青が4-3側)。銀貨購入が1ターン遅れる分、勝利点購入がそのまま一手遅れる感じですね。後、やはり鍛冶屋ステロは勝利点カードを買い始めた後の失速っぷりが強烈です。
※単に13ターンまでにゲームが終わるような場合があるので、後にいくほど属州が買われるケースが稀になる分で失速っぷりが強調されるだけのような気がしてきました。
ターン毎の平均コイン数は以下の通り(赤と青が4-3側)。序盤の金量がほぼ綺麗に1金ずつ低いですね。
※データ検証には「Geronimoo's Dominion Simulator」(URL:http://dominionsimulator.wordpress.com/)を使っています。ツールの開発者の方々に感謝いたします。