FERRY's game blog

ドミニオンとか アグリコラとか

[箸休め]さて、最後の質問は納豆県のミンペイhage太さんからです。「アグリコラをやってるとドミニオンが強くなるって本当ですか?」(追記有)

「それは、2013年のアグリコラ世界選手権出場者(4人)が、木ドミさんのメンバーでもあることから、明らかでしょう。[QED]」の巻。

 

FERRY自身は、未だに5グリをやったことのない駄目アグリコラーですが、”なんでもできるけど、何をやるにしても手数が足りない”という終盤の不完全燃焼感が癖になって、じっくりとはまっております。

上級アグリコラーの方のブログ等を見てみると、職業と進歩の組み合わせで、大体何点くらいいくはずだから、必要なアクション数確保して、、、等と、完全に逆算で戦略が立てられている様子でした。

 

アグリコラ好きはコンボ好き?>

そこで、タイトルに戻る訳ですが、ドミニオンのコンボデッキの構築に必要なリソースのコントロールとどのタイミング、どのルートで必要なアクションを追加していくか?というルート作りは、まさにアグリコラで”まずは木の家増築して、このラウンドで家族増やしたいからスタプレ取って”というゲーム進行と、綺麗な相似形を成しているわけです。

※このあたり、ドミニオンとアグリコラ両方を知っている方にしか話が通じないわけですが、どちらかしかご存知無い方には、”両方楽しいよ”とお勧めする所存です。はい。

両者ともに、対戦相手と運の要素(アグリコラの場合はラウンドカードのめくれかた)があるので、完全には思い通りにならない。という点も非常によく似ています。

ですので、ミンペイhage太さんの質問に対しては「アグリコラにはまって、ドミニオンやらなくなっちゃうよ」「うん。強くなるよ。特にコンボデッキを作って、終盤に”16金2購入属州2枚買います。あ、次のターンも16金2購入でました。ドヤッ”という勝ち方ができるようになるよ」と答えたいと思います。異議無き場合は沈黙をもってお応えください。

 

<んじゃ、ステロは上手くなんないの?>

ゲーム展開の逆算については、大富豪からオセロまで、あらゆるジャンルのゲームに通用する普遍的な上達法だと思いますが、ステロに当てはめると、公領を買い始めるタイミングや、ステロの二枚目を買うタイミング、軽圧縮に差すカードの選定など、ゲームの終わらせ方に対するアプローチの精度が上がるように思います。

コンボスキーな嗜好については、カードの引きというどうしようもない運要素の強いドミニオンというゲームにおいて、できるだけ最後の勝利点獲得を安定させよう。または、構築が間に合えばほぼ勝ち確になるコンボで勝率をあげよう。というベクトルがあると思いますが、それ以上に”上手くデッキ構築するその手際”そのものに対する快感があるのではないでしょうか。

 

<FERRYにとっての目からウロコ>

家族としかドミニオンをやらない環境だったFERRYですが、ここ最近はGOKOなどの対人戦で上手い対戦相手にコンボを決められて、悔しい思いをしながら、コンボデッキ構築の手順を覚えつつあります。

そんな中でも、ニコニコ動画にKuonGKさん(久遠寺慶さん)が挙げられている「【ドミニオン】BasicのBasicな戦術」(URL:http://www.nicovideo.jp/watch/sm7466994)は、目からウロコがドサッと落ちました。基本セットの最初のゲームに関するデッキ構築なんですが、この動画を見てから”コンボを組む”ということに関する考え方が、かなり変わった気がします。曰く、

  • 地下貯蔵庫って、要らない勝利点や、かぶったターミナルアクションをちょこっと変えるカードやないんや~。後で引ききれるからこの場は全とっかえとか凄い~。
  • デッキの最終型のイメージはあっても、都度購入は調整していくんや~
  • 属州先行で買われるの前提やから、勝負をかけるタイミングぎりぎりまでデッキ構築できるんや~
  • 村鍛冶って、村と鍛冶屋だけ買ってればいいと思ってたわ~

など、FERRYのレベルの低さが思い知らされますが、とくに対人対戦の機会が少ない方には、意識改革のキッカケにお勧めです。

 

追記:この他、薬師+銅細工師でデッキ構築する場合に、終了ターン数の予測から逆算して、手札に入れることのできる薬師の枚数を導き出す。ようなツイートを2013年ドミニオン日本選手権優勝の入穂さんがされてましたね。