FERRY's game blog

ドミニオンとか アグリコラとか

[参戦記]ドミニオン日本選手権2018 一日目(午後)

みなさま、こんばんわ。FERRYです。今年もやって参りましたドミニオン日本選手権2018。今年は例年より少し早い6/23・6/24の両日、渋谷シダックスホールにて開催されました。

改めて、毎年日本選手権を開催いただいているホビージャパン様には、感謝感謝です。今年は、午前、午後とも、出場者募集枠が前年の120→80人に減っていたり、多少なりとも規模が小さくなっていることに危機感をいだかないでもありませんでしたが、午前は73人、午後は64人の参加があったそうです。毎年ホビージャパン様が発表される各ゲームの売り上げでは、依然として上位をキープしているドミニオンですが、拡張がたくさんでるに従って、たくさんのカードを覚える手間が膨大になってきた感はあります。初心者の方により興味をもってもらって、コミュニティを大きくするにはどうすればいいのか?というような議論がツイッターで交わされたりもしていました。

今回も1日目予選で同卓した方の話を聞くと、普段友達の家に集まって遊んでるとか、大学のボードゲーム部で遊んでるとか、ボドゲ会ではまって公式オンラインで遊んでるとか、いろんな方がおられました。大会に出場しようというくらいのモチベーションのある方々ですので、勝った負けたの結果とは別に、大会の緊張感だったり、上手いプレイヤーのプレイぶりに感動したり、なんらか心に刻み込んでもらえて、もっとドミニオンが好きになってもらえたなら、同じゲームを愛するプレイヤの一人として、嬉しいなと思います。

そんなこんなで、一日目の大会は、受付の15:00直前に会場入りしましたが、ちょっとビックリしたのは、3年前の会場と同じと思い込んでいたら、ビルが違ったことです。「あれ?こんな風景じゃなかったよなー?(←確信無し)とりあえず、エレベーター乗るか~。あれ?このエレベーター、5mくらい上の踊り場までしかないやん?」というトラップにはまったりしながら、戦場に到着です。後でTLで確認したところによると、このエレベータトラップにはまった方がかなりの数観測されました。

大会が終わった後に振り返ってみると、今年で6回めの参加でした。どうりで年を取るわけです。
 2013 予選 9位、本選42位
 2014 予選50位
 2015 予選12位、本選 2位、ベスト4
 2016 予選免除 、本選22位
 2017 予選36位
 2018 ←いまここ
初年度を除いて、大会登録名は実名ではなく、ハンドルのFERRYで通してきたのですが、今年は、推しの存在を主張してしかるべき絶好のタイミングであったのに、それを逃したのが悔しい。何故、美兎勢として「フェリノ美兎」という名前で登録しなかったのか、、、。悔やまれます(フラグ)。

さて、今年の予選のサプライは、基本(第2版ではない)+帝国という組み合わせでした。帝国はランドマークという勝利点を稼ぐ方法が増えたことで、考える要素もより複雑になって大好きな拡張なのですが、初見殺しとも言われる「知らないと勝てない」組み合わせがあったりしますので、有力なルートを見逃さないようにしたいところです。

各ゲームのサプライは、いのさんのブログから参考にさせていただきました。需要ありまくりの記事ありがとうございます。
xxi-noxx.hateblo.jp


1戦目
 堀、工房、金貸し、改築、祝祭
 パトリキエンポリウム、陣地/鹵獲品、軍団兵、ワイルドハント、公共広場

 4人戦 1番手 22VP 2位

たった二日でいろいろ忘れていて、記事を書く手が止まってしまう老人倶楽部一直線のFERRYです。金貸しか改築かでかなり悩みましたが、改築銅4になっても2金で取るものがあるので、改築銀で入ったと思います。が、今振り返ると5金帯のカードが強いので、金貸し銀の方が良かったのかなと思います。
鹵獲品は2枚取れたのですが、公共広場が2枚しか取れておらず、デッキの回転がいまいち。もう少し、ハッキリと村鍛冶軍団兵を目指した構築にすれば良かったのですが、2番手の方が公共広場多目でエンポリウムの2VPを稼ぎながら、どんどんとデッキを作って勝利点もリードされており、陣地/鹵獲品、公共広場、パトリキ/エンポリウムの3山がかなり明確に近づいていたので、中途半端なデッキで属州を買い始めるハメに、、、。
最後は、2番手が勝利点でリードしていることを確認しながら、三山枯らして終了でした。

最終デッキ;公共広場x2、パトリキx2、祝祭x1、軍団兵x1、陣地x1、金貸しx1、改築x1、金貨x2、銀貨x2、銅貨x2、鹵獲品x2、属州x2、屋敷x2、8VP

初戦2位は悪くない滑り出しですが、思ったような展開にならなかったのは、2周目くらいまでに相手プレイヤのデッキの狙いを読み取る力に欠けていた気がします。また、1か月ほど4人戦できていなかったのが、山が枯れる速さを見誤る要因だったかもしれません。


2戦目
 礼拝堂、村、鍛冶屋、玉座の間、研究所
 農家の市場、戦車競走、元手、大君主、城
 イベント:徴税

 4人戦 3番手 32VP 同着3位

苦手の城サプライです。初手は2-5。脳筋で礼拝堂・大君主で入ってしまいましたが、研究所の枚数が欲しいので、礼拝堂・研究所で良かった気がします。農家の市場・戦車競走があるので、圧縮からデッキを綺麗にした後、デッキを作りこんで、VPを獲得するデッキを組みたかったハズですが、1番手・4番手に構築を先行されて、途中から属州を買いに行ってしまったあたり、方針がブレブレで恥ずかしいプレイでした。属州以外に得点方法があるサプライなので、属州に方向転換しても、ゲーム終わらないんですよね、、、。デッキに銅貨が3枚も残ってるあたり、あまりの雑魚さにいろいろお察しです。
ゲームは2番手が初手から粗末な城で城ルート主張でしたが、圧縮が遅れていたので金量的にツラい感じで、幽霊城をFERRYに、華やかな城を1番手にカットされ、なおかつ、小さい城を王城の前に使い切ってしまい、最終的にFERRYと同着3位に。
1番手、4番手は、圧縮した後、玉座農家の市場で金量を出しながら、VPも獲得する同じ形の構築でしたが、1番手はカットした華やかな城で勝利点を金量に換えて、王城も枯らしながら、盤石の態勢でした。

最終デッキ;大君主x2、研究所x1、農家の市場x1、玉座の間x1、金貨x2、銀貨x3、銅貨x3、属州x5、幽霊城x1


3戦目
 地下貯蔵庫、役人、議事堂、研究所、市場
 開拓者/騒がしい村、投石器/石、神殿、資料庫、市街
 ランドマーク:墓標

 4人戦 3番手 25VP 同着2位

このゲームもいろいろ間違ってます、、、。投石器で呪いが配られる関係で、市街は全く強くないのですが、2枚も入れてしまっています。研究所買っておけば、、、。議事堂投石器のアクションが欲しかったのはわかりますが、騒がしい村を確保しにいった方が良いですね、、、。2戦目。3戦目と、何がしたいのかわからないようなデッキを作ってしまっているので、相手プレイヤとのインタラクション以前の部分で反省です。このサプライも5金が強いので、しっかり5金を出せるように組んでいく必要がありましたし、5金帯の中でも、研究所、議事堂、資料庫、(騒がしい村)をどの順番で、どう入れるか?については、もう一度おさらいしておく必要がありあそうです。
こうしてみると、同着3位、同着2位でなんとか大会勝利点を積み上げてはいますが、1VP差でどちらに転んでもおかしくない状況でした。1位が取れない展開でも、しっかりと2位確、3位確できるように、カウンティングに脳内リソースを割きたいところです。
ここまでの大会VPは、3+0.5+2の5.5点で、4戦目1位取れたとしても、12点あたりと考えられる予選ボーダーに対しては、ギリギリ足りない感じです。実際、3回戦終わった後に、「おつフェリフェリ」なネガティブなツイートしてしまうくらい凹んでいました。

最終デッキ;市街x2、神殿x2、研究所x1、地下貯蔵庫x1、議事堂x1、資料庫x1、開拓者x1、銀貨x6、銅貨x1、属州x1、公領x2、屋敷x1、呪いx6、18VP


4戦目
 民兵、庭園、鉱山、魔女、書庫
 剣闘士/大金、生贄、ヴィラ、庭師、冠
 イベント:寄付
 ランドマーク:博物館

 4人戦 3番手 78VP 1位

さて、後がない4戦目。よりにもよって寄付場で民兵があって3番手。さすがにシーキビでは、、、。とはいえ、帝国のイベント・ランドマークは知識と経験がものを言う部分もあるので、少しでもゲームVPを積み上げられる構築を考えます。
まず、ヴィラ書庫があるのでパーツさえ確保できればデッキは回せそうです。また、大量VPを稼ぐための庭師、+購入を出すためのヴィラもあって、金量は大金で出せて、アタックもあるので、はまればなんとかなりそうです。
問題は1番手・2番手がどのくらい寄付場に慣れておられるかですが、1番手は初手寄付で、あまり寄付場の経験は無さそうな感じ。2番手は銀から2T目に寄付で、寄付場の最速構築は知っておられそうですが、アタックがある場の経験は無さそう。と、上手番に民兵がいない幸運に恵まれました。ところが、自分の初手は2-5、、、。ここで、この仕打ちはツラ過ぎます~。魔女は金量が出ないので、涙を呑んでパス・民兵から入ります。4番手は民兵・銀で、こちらの思い通りの構築ができるかどうかは、この方の理解度にすべてがかかっていそうです。
3T目に民兵込み4金を引けたので、民兵銅4を残して、寄付、借金返済後、ヴィラ+剣闘士、ヴィラ、書庫、冠、魔女とデッキを作っていきます。このあたり、4番手の方の寄付が遅かったので、民兵がほとんど飛んでこなかったのもラッキーでした。
その後は、ヴィラ書庫が回り始めると、冠魔女で呪い2枚配りでまわりの手を止めつつ、大金を入れて、庭師を集めていきました。
庭師を5枚まで揃えたタイミングで、もう属州の残りが4枚くらいになっていたので、その段階で、属属屋屋を購入。庭師の+20VPと合わせて大きくリードを奪い、残りのターンも庭師打って、出来る限り屋敷を買って終了。初手2-5以外は、多分にラッキーも重なりましたが、78VPと大量勝利点を稼げたのは、狙い通りでした。
大金をめくってしまっていて、まわりのプレイヤも大金を買っていたので、まわりに書庫を入れられていると、もっと早くに属州が枯れて、間に合っていなかったと思いますが、まわりの書庫が多くなれば民兵は打たなくてよいですし、魔女がサプライにあったので、呪いを撒いて上手く妨害しながら進めることができたのが大きかったです。

最終デッキ;庭師x5、ヴィラx5、書庫x2、魔女x1、民兵x1、冠x1、剣闘士x1、大金x1、金貨x1、銀貨x1、銅貨x1、属州x2、屋敷x7、呪いx2、33VP、博物館 28VP


人事を尽くして天命を待つ。とはこの心境でしょうか、、、。大会VPは11.5点。張り出された結果表をみると、22位までが12点、23位と24位が11.5点でした。つまり、二人辞退者が出れば予選通過。辞退者が出なければ予選敗退。辞退者が一人の場合は、11.5点のうち、大会VPが多い方が予選突破という状況で、胸が締め付けられるような思いでしたが、辞退者はなんと一人。そして、4戦目の78VPがものをいって、繰り上がり突破することができました。
運営から「予選23位はFERRYさん!」と声がかかった瞬間、歓喜のガッツポーズをする傍ら、頭の片隅で「これ、美兎アピールの最大のチャンスやったやん」と悔しがっている自分のv沼な心の動きが微笑ましかったです。他のプレイヤの皆さんにも、「おめでとう」と声をかけてもらい感謝するやら、恐縮するやらでしたが、やはり予選突破は嬉しいです。

てなわけで、二日目のレポートは、また後日。

※一日目予選では、ドミニオン基本は、第1版からのリストラカードも、第2版からの追加カードも使われず、第2版からドミニオンを始めた方にも配慮したサプライになっているのは、とても良いと思いました。反面、どちらかと言うと、がっつり構築の腕前を問われるサプライが多かったなと感じました。