FERRY's game blog

ドミニオンとか アグリコラとか

[参戦記]ドミニオン日本選手権2018 一日目(午後)

みなさま、こんばんわ。FERRYです。今年もやって参りましたドミニオン日本選手権2018。今年は例年より少し早い6/23・6/24の両日、渋谷シダックスホールにて開催されました。

改めて、毎年日本選手権を開催いただいているホビージャパン様には、感謝感謝です。今年は、午前、午後とも、出場者募集枠が前年の120→80人に減っていたり、多少なりとも規模が小さくなっていることに危機感をいだかないでもありませんでしたが、午前は73人、午後は64人の参加があったそうです。毎年ホビージャパン様が発表される各ゲームの売り上げでは、依然として上位をキープしているドミニオンですが、拡張がたくさんでるに従って、たくさんのカードを覚える手間が膨大になってきた感はあります。初心者の方により興味をもってもらって、コミュニティを大きくするにはどうすればいいのか?というような議論がツイッターで交わされたりもしていました。

今回も1日目予選で同卓した方の話を聞くと、普段友達の家に集まって遊んでるとか、大学のボードゲーム部で遊んでるとか、ボドゲ会ではまって公式オンラインで遊んでるとか、いろんな方がおられました。大会に出場しようというくらいのモチベーションのある方々ですので、勝った負けたの結果とは別に、大会の緊張感だったり、上手いプレイヤーのプレイぶりに感動したり、なんらか心に刻み込んでもらえて、もっとドミニオンが好きになってもらえたなら、同じゲームを愛するプレイヤの一人として、嬉しいなと思います。

そんなこんなで、一日目の大会は、受付の15:00直前に会場入りしましたが、ちょっとビックリしたのは、3年前の会場と同じと思い込んでいたら、ビルが違ったことです。「あれ?こんな風景じゃなかったよなー?(←確信無し)とりあえず、エレベーター乗るか~。あれ?このエレベーター、5mくらい上の踊り場までしかないやん?」というトラップにはまったりしながら、戦場に到着です。後でTLで確認したところによると、このエレベータトラップにはまった方がかなりの数観測されました。

大会が終わった後に振り返ってみると、今年で6回めの参加でした。どうりで年を取るわけです。
 2013 予選 9位、本選42位
 2014 予選50位
 2015 予選12位、本選 2位、ベスト4
 2016 予選免除 、本選22位
 2017 予選36位
 2018 ←いまここ
初年度を除いて、大会登録名は実名ではなく、ハンドルのFERRYで通してきたのですが、今年は、推しの存在を主張してしかるべき絶好のタイミングであったのに、それを逃したのが悔しい。何故、美兎勢として「フェリノ美兎」という名前で登録しなかったのか、、、。悔やまれます(フラグ)。

さて、今年の予選のサプライは、基本(第2版ではない)+帝国という組み合わせでした。帝国はランドマークという勝利点を稼ぐ方法が増えたことで、考える要素もより複雑になって大好きな拡張なのですが、初見殺しとも言われる「知らないと勝てない」組み合わせがあったりしますので、有力なルートを見逃さないようにしたいところです。

各ゲームのサプライは、いのさんのブログから参考にさせていただきました。需要ありまくりの記事ありがとうございます。
xxi-noxx.hateblo.jp


1戦目
 堀、工房、金貸し、改築、祝祭
 パトリキエンポリウム、陣地/鹵獲品、軍団兵、ワイルドハント、公共広場

 4人戦 1番手 22VP 2位

たった二日でいろいろ忘れていて、記事を書く手が止まってしまう老人倶楽部一直線のFERRYです。金貸しか改築かでかなり悩みましたが、改築銅4になっても2金で取るものがあるので、改築銀で入ったと思います。が、今振り返ると5金帯のカードが強いので、金貸し銀の方が良かったのかなと思います。
鹵獲品は2枚取れたのですが、公共広場が2枚しか取れておらず、デッキの回転がいまいち。もう少し、ハッキリと村鍛冶軍団兵を目指した構築にすれば良かったのですが、2番手の方が公共広場多目でエンポリウムの2VPを稼ぎながら、どんどんとデッキを作って勝利点もリードされており、陣地/鹵獲品、公共広場、パトリキ/エンポリウムの3山がかなり明確に近づいていたので、中途半端なデッキで属州を買い始めるハメに、、、。
最後は、2番手が勝利点でリードしていることを確認しながら、三山枯らして終了でした。

最終デッキ;公共広場x2、パトリキx2、祝祭x1、軍団兵x1、陣地x1、金貸しx1、改築x1、金貨x2、銀貨x2、銅貨x2、鹵獲品x2、属州x2、屋敷x2、8VP

初戦2位は悪くない滑り出しですが、思ったような展開にならなかったのは、2周目くらいまでに相手プレイヤのデッキの狙いを読み取る力に欠けていた気がします。また、1か月ほど4人戦できていなかったのが、山が枯れる速さを見誤る要因だったかもしれません。


2戦目
 礼拝堂、村、鍛冶屋、玉座の間、研究所
 農家の市場、戦車競走、元手、大君主、城
 イベント:徴税

 4人戦 3番手 32VP 同着3位

苦手の城サプライです。初手は2-5。脳筋で礼拝堂・大君主で入ってしまいましたが、研究所の枚数が欲しいので、礼拝堂・研究所で良かった気がします。農家の市場・戦車競走があるので、圧縮からデッキを綺麗にした後、デッキを作りこんで、VPを獲得するデッキを組みたかったハズですが、1番手・4番手に構築を先行されて、途中から属州を買いに行ってしまったあたり、方針がブレブレで恥ずかしいプレイでした。属州以外に得点方法があるサプライなので、属州に方向転換しても、ゲーム終わらないんですよね、、、。デッキに銅貨が3枚も残ってるあたり、あまりの雑魚さにいろいろお察しです。
ゲームは2番手が初手から粗末な城で城ルート主張でしたが、圧縮が遅れていたので金量的にツラい感じで、幽霊城をFERRYに、華やかな城を1番手にカットされ、なおかつ、小さい城を王城の前に使い切ってしまい、最終的にFERRYと同着3位に。
1番手、4番手は、圧縮した後、玉座農家の市場で金量を出しながら、VPも獲得する同じ形の構築でしたが、1番手はカットした華やかな城で勝利点を金量に換えて、王城も枯らしながら、盤石の態勢でした。

最終デッキ;大君主x2、研究所x1、農家の市場x1、玉座の間x1、金貨x2、銀貨x3、銅貨x3、属州x5、幽霊城x1


3戦目
 地下貯蔵庫、役人、議事堂、研究所、市場
 開拓者/騒がしい村、投石器/石、神殿、資料庫、市街
 ランドマーク:墓標

 4人戦 3番手 25VP 同着2位

このゲームもいろいろ間違ってます、、、。投石器で呪いが配られる関係で、市街は全く強くないのですが、2枚も入れてしまっています。研究所買っておけば、、、。議事堂投石器のアクションが欲しかったのはわかりますが、騒がしい村を確保しにいった方が良いですね、、、。2戦目。3戦目と、何がしたいのかわからないようなデッキを作ってしまっているので、相手プレイヤとのインタラクション以前の部分で反省です。このサプライも5金が強いので、しっかり5金を出せるように組んでいく必要がありましたし、5金帯の中でも、研究所、議事堂、資料庫、(騒がしい村)をどの順番で、どう入れるか?については、もう一度おさらいしておく必要がありあそうです。
こうしてみると、同着3位、同着2位でなんとか大会勝利点を積み上げてはいますが、1VP差でどちらに転んでもおかしくない状況でした。1位が取れない展開でも、しっかりと2位確、3位確できるように、カウンティングに脳内リソースを割きたいところです。
ここまでの大会VPは、3+0.5+2の5.5点で、4戦目1位取れたとしても、12点あたりと考えられる予選ボーダーに対しては、ギリギリ足りない感じです。実際、3回戦終わった後に、「おつフェリフェリ」なネガティブなツイートしてしまうくらい凹んでいました。

最終デッキ;市街x2、神殿x2、研究所x1、地下貯蔵庫x1、議事堂x1、資料庫x1、開拓者x1、銀貨x6、銅貨x1、属州x1、公領x2、屋敷x1、呪いx6、18VP


4戦目
 民兵、庭園、鉱山、魔女、書庫
 剣闘士/大金、生贄、ヴィラ、庭師、冠
 イベント:寄付
 ランドマーク:博物館

 4人戦 3番手 78VP 1位

さて、後がない4戦目。よりにもよって寄付場で民兵があって3番手。さすがにシーキビでは、、、。とはいえ、帝国のイベント・ランドマークは知識と経験がものを言う部分もあるので、少しでもゲームVPを積み上げられる構築を考えます。
まず、ヴィラ書庫があるのでパーツさえ確保できればデッキは回せそうです。また、大量VPを稼ぐための庭師、+購入を出すためのヴィラもあって、金量は大金で出せて、アタックもあるので、はまればなんとかなりそうです。
問題は1番手・2番手がどのくらい寄付場に慣れておられるかですが、1番手は初手寄付で、あまり寄付場の経験は無さそうな感じ。2番手は銀から2T目に寄付で、寄付場の最速構築は知っておられそうですが、アタックがある場の経験は無さそう。と、上手番に民兵がいない幸運に恵まれました。ところが、自分の初手は2-5、、、。ここで、この仕打ちはツラ過ぎます~。魔女は金量が出ないので、涙を呑んでパス・民兵から入ります。4番手は民兵・銀で、こちらの思い通りの構築ができるかどうかは、この方の理解度にすべてがかかっていそうです。
3T目に民兵込み4金を引けたので、民兵銅4を残して、寄付、借金返済後、ヴィラ+剣闘士、ヴィラ、書庫、冠、魔女とデッキを作っていきます。このあたり、4番手の方の寄付が遅かったので、民兵がほとんど飛んでこなかったのもラッキーでした。
その後は、ヴィラ書庫が回り始めると、冠魔女で呪い2枚配りでまわりの手を止めつつ、大金を入れて、庭師を集めていきました。
庭師を5枚まで揃えたタイミングで、もう属州の残りが4枚くらいになっていたので、その段階で、属属屋屋を購入。庭師の+20VPと合わせて大きくリードを奪い、残りのターンも庭師打って、出来る限り屋敷を買って終了。初手2-5以外は、多分にラッキーも重なりましたが、78VPと大量勝利点を稼げたのは、狙い通りでした。
大金をめくってしまっていて、まわりのプレイヤも大金を買っていたので、まわりに書庫を入れられていると、もっと早くに属州が枯れて、間に合っていなかったと思いますが、まわりの書庫が多くなれば民兵は打たなくてよいですし、魔女がサプライにあったので、呪いを撒いて上手く妨害しながら進めることができたのが大きかったです。

最終デッキ;庭師x5、ヴィラx5、書庫x2、魔女x1、民兵x1、冠x1、剣闘士x1、大金x1、金貨x1、銀貨x1、銅貨x1、属州x2、屋敷x7、呪いx2、33VP、博物館 28VP


人事を尽くして天命を待つ。とはこの心境でしょうか、、、。大会VPは11.5点。張り出された結果表をみると、22位までが12点、23位と24位が11.5点でした。つまり、二人辞退者が出れば予選通過。辞退者が出なければ予選敗退。辞退者が一人の場合は、11.5点のうち、大会VPが多い方が予選突破という状況で、胸が締め付けられるような思いでしたが、辞退者はなんと一人。そして、4戦目の78VPがものをいって、繰り上がり突破することができました。
運営から「予選23位はFERRYさん!」と声がかかった瞬間、歓喜のガッツポーズをする傍ら、頭の片隅で「これ、美兎アピールの最大のチャンスやったやん」と悔しがっている自分のv沼な心の動きが微笑ましかったです。他のプレイヤの皆さんにも、「おめでとう」と声をかけてもらい感謝するやら、恐縮するやらでしたが、やはり予選突破は嬉しいです。

てなわけで、二日目のレポートは、また後日。

※一日目予選では、ドミニオン基本は、第1版からのリストラカードも、第2版からの追加カードも使われず、第2版からドミニオンを始めた方にも配慮したサプライになっているのは、とても良いと思いました。反面、どちらかと言うと、がっつり構築の腕前を問われるサプライが多かったなと感じました。

肉屋と言えばコイントークン、Butcherと言えば地獄突き

こんかいは委員長成分はありませんよ?

ヒロタシさんのツイートが発端となって、様々なお題に対して、ブログで攻略記事を書くという企画が始まりました。5/23 0:00時点で18人がいいね!してたので、たくさん記事が集まりそうな予感です。

そして、FERRYにいただいたお題がこちら!

肉屋ですかー。カードの効果は、こんな感じ。WIKIはこちら→肉屋 - ドミニオン Wiki*

  コイントークン2枚を得る。
  あなたの手札からカード1枚を廃棄し、その後、好きな枚数のコイントークンを支払ってもよい。
  あなたが手札のカード1枚を廃棄していた場合、
  廃棄したカードのコストに支払ったコイントークンの枚数を加えた数までのコストのカード1枚を獲得する。

ステロでも強し、コンボに組み込んでも強しのパワーカードですが、お題は肉屋そのものではなく、「肉屋で屋敷や避難所を廃棄した時に獲得するカードの判断」なので、自分のデッキ状況とまわりのデッキ状況を比較して、どう判断するか?といったところが肝になるのかと思います。

さて、判断のためには、なんらかの判断基準が必要です。屋敷や避難所の廃棄先がテーマなので、廃棄後のデッキの内容とコイントークンの保有数(残存数)を判断基準とするのが良さそうです。

閑話休題、肉屋ステロをする時に、どのくらいコイントークンを貯めて、どのタイミングで仕掛けるべきか? みなさんはどうお考えでしょうか? 6金、7金で属州が買えないところをコイントークンで補填して属州を買えるのがコイントークンの強みなので、最後の属州を取ってゲームが終わらせるタイミングで最低2コイントークン持っていたいところです(5金なら公領買えばいいですしね)。もちろん、リソース的にはぴったりコイントークンを使い切って終わるのが理想ですが、贅沢は言ってられません。

一方で、属州を枯らしてゲームを終わらせる時に総勝利点でリードを取るためには、最終ターンに肉屋で他のカードを廃棄して勝利点を獲得。かつ、残りの金量にコイントークンを足して勝利点を購入する形で、大量VPを獲得するのが強いですよね。最終ターン、肉金銀銀銅のような手札だったとすると、肉屋で金貨を改築して属州獲得+残り5金に3コイントークンを足すと属州が買えます。肉肉銀銀銅でも、4コイントークンあれば、属属できます。肉銀銀銅公の場合は、公領改築属州獲得+属州購入で9VP積み上げるのに4コイントークン。こう考えると、対戦相手にリードされていて、最後に逆転を狙う場合、コイントークンを多めに残しながら進める方法もありそうです。

また、肉屋の強さとして属州の空廃棄があります。肉銀銅属属のような、一見事故ったような手札でも、3コイントークンあれば属州廃棄属州獲得+3金5コイントークンで、属州2枚減らしてゲームを終わらせることも可能です。

と、ゲーム終了に向けて、おおよそ2~4コイントークン残しつつ、獲得/購入を調整しながら、進めていくのが良さそうです。なので、屋敷・避難所の変換先を考える際も、2~4トークンが残すことができるかどうかを目安にしてみたいと思います。裏を返すと、5コイントークン以上貯まってしまう場合は、デッキの内容を十分に強化できていないと考えてよいかもしれません。

では、まず屋敷場の変換ケーススタディから見ていきましょう。初期デッキは10枚で、平均金量は0.7です。ここでは、肉屋で3回の廃棄チャンスがあったと仮定して、初期デッキをどのように改築するかのみを検証しています。屋敷の変換先は、コイントークンを払わずに2金のカード、1コイントークン支払って銀貨、もしくは、3金のカードです。
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まずは、一番多いケースであろう、2段目の屋敷を銀貨に変換する場合ですが、3回の変換後、平均金量は0.7→1.3。コイントークンは+3枚になる状態になります。コイントークン所有の目安的にも、金量的にも上積みが大きいです。
3段目は真珠採りなどの2金のカードに変換する場合です。コイントークン所有は倍増する代わりに平均金量は0.7→1.0と大きくは改善しないので、手先や開拓者など追加の1金が期待できるものや、パトリキ、地下貯蔵庫や浮浪者などデッキ回転の加速が期待できるものなど、サプライにある2金のカードによって、銀貨に変換するものと2金のカードに変換するものと、割合を調整するのが良さそうです。
4段目は3金のカードに変換するケースですが、2金のカードよりも残るコイントークンが減る分、より強い効果を期待したいところです。倉庫、夜警、案内人や地下牢などの銅貨を疑似圧縮してデッキ回転を上げるカードは肉屋と相性良いですし、青空市場の特殊効果で金貨を入れるのも強いですね。また、肉屋を使う回数を増やしたいので、採集者や見張りなどの+アクションのある圧縮カードで銅貨を廃棄するアプローチが考えられますが、ゲーム終了が早くなりがちな肉屋場では、残りデッキ周回で使える回数を考えがら銀貨と天秤にかけることになりそうです。
屋敷からの変換先ではないですが、執事銀から入るアプローチは2周目の5金率を犠牲にせずに選択の幅を増やせますし、屋敷を銀貨に変換しつつ2枚廃棄し、かぶれば肉屋の餌にもなる再建銀も肉屋場のスタートとしては魅力的です。(初掲載時から、構成と内容を変更しました。)
6段目と7段目は、肉屋が屋敷と出会わず、肉銅銅銅銅になった場合、銅貨を2金のカードに変換した場合と、廃棄せずに2コイントークン貯めた場合の比較です。こちらも2金のキャントリップの価値が2コイントークンと比べて上回るようであれば、銅貨→2金のカード変換はありかなと思います。


さて、続いて、避難所場における検討に移りましょう。

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避難所の検討も、屋敷場と同じやり方で比較をするのですが、屋敷がコスト2なのに対して、避難所場の各カードはコスト1なので、銀貨に変換する場合、肉屋のプレイで獲得した2コイントークンをそのまま使い切る必要があります。すなわち、3枚の避難所を全て、銀貨に変換すると差し引き残るコイントークンは0となります。

さて、今回のお題のうち、おそらくキーになるのは、屋敷/避難所を銅貨に変換するケースではないかと思います。屋敷を銀貨に変換する場合、金量+2、コイントークン+1に対して、屋敷を銅貨に変換する場合は、金量+1、コイントークン+2となり、残りのデッキ周回で使う回数が1回しか無いと予想できるような場合には、銅貨に変換した方が、コイントークンを多くもらえる分、自由度が広がることになります。また、避難所の場合は、銀貨に変換すると、金量+2、コイントークン±0、銅貨に変換すると、金量+1、コイントークン±2と、避難所がコスト1な分、差が広がります。
特に、3枚目の屋敷/避難所を変換する場合は、ノータイムで銀貨に変換する前に、銅貨に変換する場合とどちらが得になるか落ち着いて考える必要がありそうです。

もう一つ、3枚目の屋敷の変換については、「変換しない」という選択肢も含まれます。コイントークンで属州/公領を買える確率が増えるため、仮面ステロ場やよろずやステロ場と同じく、一枚残しておいた屋敷差で勝敗が決まるケースもあり得ます。まわりのデッキのカウンティングはなかなか難易度が高いですが、ゲームが終わるタイミングでは、廃棄置き場の屋敷の枚数を数えるなど、確実にゲームを終わらせて勝利できるかどうかを確認するのが重要です。


というわけで、いろんなケーススタディを示してきましたが、「この場合は3枚目の屋敷は銅貨に変換すべき」「この場合は変換せずにコイントークンを貯めるだけにするべき」等、明確な基準を示すには至っていません。特に、避難所場の変換は、単純に銀貨に変換するだけではコイントークン不足に陥ってしまうので、2金・3金のカードも含めて、変換の判断が重要になります。草茂る屋敷を変換する場合は、廃棄時効果で発生する1ドローで何をドローできるかで変換後の購入の内容が変わってくるので山札カウンティングを意識する必要がありますし、納屋は勝利点獲得時にリアクションで廃棄する方法もあるので、無理に変換しないケースもありえます。

以上、皆さまの肉屋ライフの参考になれば幸いです。

さて、フリスクでも食べるか。

※当初、キャントリップという表現を使っていましたが、カードという表現に変更しました。

2018/06/24追加 先人様の肉屋ブログ

肉屋で屋敷を廃棄したら - ドミニオンの日々
 -あれ?依頼主のヒロタシさんのブログですでに記事が上がってましたね。1枚目銀貨で、2枚目以降銅貨という話が出ていますが、FERRYが今回考えた結果からすると、肉屋を使うのが何回目かで分かれてきそうです。肉屋が全く沈まず、3回の使用機会で毎回屋敷と出会うなら、最初の2枚は銀貨にして、3枚目はまわりの状況みて考えるという感じです。途中肉屋が沈んだり、屋敷と出会わなかったり、その時点で保有するトークンが少ない場合は、2枚目の段階でよく考えることになるかなと、、、。

肉屋考察 - ドミニオンの日々
 -同じくヒロタシさんの記事。時期的には、ドナルドの拡張発売前カードレビューに対する記事ですので、こちらの方が先になりますね。

肉屋ステロと商人ギルド・ステロについて - nk377の日記
 -続いて、nkさんのブログ。途中4金に2トークン足して、金貨を買うべきか?といった判断に関して言及されています。終盤に屋敷を銅貨に変換する点についても触れられていますね。

全盛期の肉屋伝説(肉屋ステロのすすめ) - 三月類がブログするんじゃないかな
 -ゆっくり動画でおなじみ三月さんのブログ。シンプルに避難所は銅貨にした方が良いと言及されています。他の変換先についても、FERRYの記事とは比べ物にならないくらいの物量のケーススタディが載っています。いやー、ググってみるもんですね(白目)

[参戦記]ドミニオン春の陣2nd(2018/03/25)

きりーつ、きをつけー、こんばんわー、FERRYですーー。

半年ぶりの更新になります。ここ最近のFERRYはといいますと、奥様とキングドミノや宝石のきらめきでほのぼのボドゲしたり、アズールレーンしたり、vtuberの生放送を消化するのに忙しい日々を過ごしたりしていましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか? 輝夜月さんの登場により、一気に認知度が広まった感のあるバーチャルユーチューバー界ですが、御多聞に漏れず、ツイッターのTLで「輝夜月やべー」という情報を得たFERRYは早口言葉回でノックアウトされ、キズナアイ親分を経て、シロイルカ先輩をへヴィーローテーションしていたわけです。そんな日々に、ついにたどり着いたのが、月ノ美兎委員長です。ハロゥイーンに学校の授業中に1時間に1回血反吐を吐くコスプレをしたとか、小学校時代校庭の雑草をフルコンプして食べたとかいう他の追随を許さない個性をおもちのvtuberさんです。

www.youtube.com

設定そっちのけの自由奔放さとにじみ出る生真面目さが同居する人柄に完全にやられてしまっているのですが、東ドミリーグでのふがいない戦いぶりに傷ついたFERRYの心がどんどん浄化されていくのがわかります、、、。

、、、。そう、ドミニオンのブログでしたね。去年の8月から東ドミリーグに参加させていただいているのですが、3部リーグ(Duchy)と4部リーグ(Estate)をいったりきたりの体たらくで、ドミモチベ向上のために参加したリーグ戦だったのですが、ちょっと心折れた感じになっていました。モチベ上がらない時は、無理しない信条なので、ぼちぼちノクターン触りながら、気が向いたらドミニオンオンラインのbot戦をしているようなダラダラとした日々。

そんな中、ながどんさんのこんなツイートが。基本2nd+帝国の大会を開催されるとのこと!

基本+帝国のフォーマットは、去年しゃべドミで経験を積みましたし、しゃべドミスイスドロー大会でも優勝したり、自分の中では得意としている組み合わせです。こ、これはいっちょ頑張ろうじゃあ~りませんか。ということで、桜の花もほころぶ三月末日、大会に参戦してきました。

過去記事でも書いてきましたし、他の方のレポにも詳しいですが、今回も水も漏らさぬ素晴らしい進行&運営でした。大会開催にあたってルールや注意事項などの説明に始まり、卓決めやサプライ発表などの情報をスクリーンに表示し、かつ、ツイッターにも情報を流すことで、混乱なく大会を進めていく様は、○○の陣開催3回目とはいえ、実にスムースでした。主催者のながどんさん、Autoさんをはじめ、運営チームの方々に、改めて感謝の意を表したいと思います。対戦結果をその場でスタッフ兼参加者の方がスマホから入力できるようなツールを作られたり、ランダマイザも他の参加者の方が開発したものを使うなど、大会を開催するサポートツールも充実していました。

さて、大会はスイスドローの5回戦。とりあえずゲン担ぎで優勝コメントを考えるも、秋の陣2017では32人中32位の堂々最下位を取り、自信喪失のマイブロークンハートですので、高望みはいたしません。目標は、最終戦まで緊張感を保つための「1勝」に設定。上振れの目標を「2勝」において臨みます。

<1戦目>
5番卓;4人戦;2番手;13VP 3位
サプライ;家臣、工房、前駆者、村、民兵、役人、研究所、剣闘士/大金、神殿、市街
イベント;凱旋
ランドマーク;壁

ランドマークが壁なので圧縮は必須。ということで、神殿に飛びついたのが大きなミス。民兵が乱れ飛ぶ展開が十分予想されるので、研究所の枚数が必須でした。市街は借金トークンが重いので構築が遅れやすくなるのと、手札3枚では2ドローしかできない可能性が高いので、ハンデスある場ではやはり研究所の方が良さそうです。5金を優先するなら、民兵銀だったなと思います。
民兵ハンデスで、手札3枚の状態から神殿で圧縮するので、全員手が伸びない感じの中、一人民兵を入れていない対面が研究所をがめて、順調に属州を買っていきます。下家は大金を入れて一発逆転を狙っているなか、FERRYの手は工房凱旋神殿デッキを組みたいのか(工房入ってる)、属州狙いにいくのか(金貨入ってる)よくわからない中途半端なデッキで終わってしまいました。いずれにせよ、研究所が1枚しか取れていない段階で構築ミスっているのですが、デッキの方針がブレてしまった1戦でした。

最終デッキ;神殿x2、村2、民兵1、家臣1、剣闘士1、研究所1、工房1、金貨1、銀貨2、銅貨2、13VP、壁のマイナス点0(デッキ14枚)。

<2戦目>
5番卓;4人戦;1番手;4VP 4位
サプライ;礼拝堂、工房、村、改築、密猟者、農家の市場、ヴィラ、元手、王室の鍛冶屋、大君主
イベント;併合
ランドマーク;塔

工房工房は全く見えてませんでした。3山で終わりそうなサプライやな~というぬるい認識しかできず、速攻三山を可能にした塔というランドマークの存在と、ヴィラ、工房、改築というカード群の存在を結び付けて考えることができていなかったので、反省しかありません。この1戦は15分かからずに終わったと思います。
1位になった下家の方が申し訳なさそうに「納得がいかないかもしれませんが」と言っておられたので、もしかしたらFERRYが憮然とした表情をしてしまっていたかもしれませんが、その時は、工房工房で1位になるにはどうしたらよいだろう?ということを考えていました。被ってもヴィラがあるので、工房工房は全くリスクの無い初手であり、パーツ争奪戦を考えると、1番手のFERRYこそが取るべき戦略でしたが、途中で礼拝堂はさんで、軽くデッキ圧縮した方がデッキ軽くなって伸びやすいかな?とも考えましたが、今回の決着を見る限り、追随する人がいる場合は、そんな余裕はなさそうです。
と、ここまで振り返った上で、FERRYの初手は5-2でした。2-5なら礼拝堂・大君主で、圧縮+村鍛冶をみつつ、工房工房の初手が見えた段階で方針変更もできたかもしれませんが、5-2の初手で悩んだ末、大君主を買ってしまいました。速攻3山が見えていれば、工房礼拝堂の初手もあったかもしれませんし、思い切って元手パスから、属州2枚購入を目指した方が、順位期待値は高かったかもしれません。村鍛冶をみてた場合でも、ヴィラ礼拝堂・大君主の方がその後の構築がしやすい初手だったかなと思います。
ゲームの終了タイミングから見ると、2~3卓は速攻三山で決着したのかな?という感じでした。

最終デッキ;ヴィラ1(1VP)、村1、大君主1、礼拝堂1、金貨1、銀貨2、銅貨2、公領1

ここまで、3位4位といいところなく、崖っぷちの心境ですが、ここは、おほほいおほほいと真言を唱えながら、1勝目指して行くぜ行くぜ~ぃ!と空元気を振り絞って頑張るのみです。

<3戦目>
8番卓;3人戦;3番手;52VP 1位
サプライ;礼拝堂、玉座の間、庭園、研究所、職人、戦車競走、農家の市場、生贄、神殿、市街
イベント;征服
ランドマーク;博物館

圧縮して、玉座研究所コンボを組みながら、戦車競走でVP取るか、農家の市場でVP取りながら属州ハイブリッドを狙う路線が見えます。博物館もあるので、できるだけ多様なカードでコンボを組みたいところ。また、コンボを組むうえで、玉座職人が非常に強力なので、早目に6金をだして職人を入れたいところ。
ゲームは、銀礼拝堂で入ったFERRYに対して、他の二人が圧縮に生贄・神殿を選んだため、構築で圧倒的に優位にたてる!と喜んだのもつかの間、問答無用で沈む礼拝堂、心の中で涙を流すFERRY。さらに、下家は3T目生贄で屋敷廃棄、4T目職人購入。上家も5T目には職人購入と順調な様子。2大会連続で最下位はまずい!と、視野が狭くなります。
しかし、そこは腐っても鯛、沈んでも礼拝堂。2枚目の銀貨を差しながら、圧倒的な圧縮速度を武器に戦車競走と玉座を中心にデッキを集めます。戦車競走の引きも素晴らしく、下家の山札から高確率で銅貨を引き当てて、VPとコインを積み上げていきます。中盤~終盤にかけては、玉座職人で山札にアクションを積み込んで、研究所でドローするというループで、危なげない展開で勝利することができました。

最終デッキ;玉座の間7、戦車競走5、研究所3、市街1、農家の市場1、礼拝堂1、職人1、銀貨2、銅貨1、属州1、屋敷1、23VP、博物館22VP(11枚)

<4戦目>
5番卓;4人戦;?番手;35VP 1位
サプライ;地下貯蔵庫、村、金貸し、山賊、女魔術師、剣闘士/大金、城、公共広場、庭師、大君主
イベント;結婚式
ランドマーク;汚された神殿

悩んだ末、初手金貸し・剣闘士で入ります。金貸しは銅貨を圧縮した後使い道が無くなるので大君主で身代わりさせたいですが、女魔術師が貼られる場では、多少アクション過多になっても、大君主で8金分のコストを支払うよりは早く構築できると思い、購入しています。また、剣闘士についても、金貸しと被っても、金貸しを公開することで、高い確率で3金出せると踏んで、エンドアクション2枚の初手を選びました。まぁ、実際に3T目に剣闘士と金貸しは被るわけですがww
序盤、5トークン乗った状態で5金を出して、公共市場+呪いと購入し、6トークンを確保する幸運にも恵まれ、ゲームを優位に進めます。呪い1枚分のデメリットは、公共市場でデッキを回せるおかげで、あまり気になりません。大君主は金貸し、公共市場に加えて、タイミングを見計らって山賊になるなど、フル稼働していました。
ゲームはVPトークンが公開情報で、属州メインで枯れていきましたので、比較的カウントしやすく、2位になった対面との点数差を常に把握しながら進めることができました。最終的には、序盤のVPトークン+序盤の山賊(大君主)で2枚金貨を落とせたこと+こちらの金貨は落とされなかったことと、ラッキーは重なりましたが、1VP差で勝利!目標としていた2勝目をあげて、意気揚々と最終戦に向かいます。

最終デッキ;大君主2、女魔術師2、金貸し1、大金1、剣闘士1、村1、金貨3、銅貨4、属州4、屋敷3、呪い1、9VP

<5戦目>
3番卓;4人戦;4番手;35VP 2位
サプライ;地下貯蔵庫、家臣、商人、鍛冶屋、金貸し、民兵、役人、市場、神殿、資料庫
イベント;大地への塩撒き
ランドマーク;砦

さて、泣いても笑っても最終戦。3番卓なので1位を取れば、ベスト8も見えてくる位置です。今回の参加者は30人(1人途中棄権)ですので、日本選手権の二日目よりは少ないですが、トップには届かないにせよ、やはりできる限り上位を目指したいところです。
さて、ここにきてアクションの増えない、砦の5点の争奪戦もあるステロ場で、ハンデスもあるという、プレイヤ間のインタラクションの強そうなサプライがきました。順番に初手の選択が行われる中で、いろいろ考えることが変わりそうですが、FERRYは4番手。上位手番の方々の選択をじっくり見ることができて、下位手番有利かなーと思っていたら、自分だけ4-3、他の方は3-4でした、、、。銀、銀、銀と購入が進んで、FERRYが一番最初に手の内をさらすことに、、、。
事前の見立てでは、民兵が跋扈するかな?と思っていたので、手札を増やすのに資料庫をみんな取りにいって、4番手の自分は資料庫の枚数を確保できないだろうと予想し、砦の点をできるだけ取りに行くために、まずは役人で銀貨取ります宣言をしました。その後、1番手、2番手が鍛冶屋、鍛冶屋と購入したことで完全に見立てが外れた形になった後、3番手の上家は民兵を取って、方針が出そろいました。
この後、FERRYのミスプレイが続いて、最初の5金で市場を買ってしまい、また、砦の点を意識するあまり、その後も金貨を優先する場面が多く、結果的に民兵の上家に資料庫をガメられてしまいます。鍛冶屋ステロに資料庫は差しにくいので、FERRYが全力カットしなければならなかったのですが、みすみす上家の独走を許してしまいました。
鍛冶屋ステロ組は、鍛冶屋が沈んでいるケースも多く、2位には滑り込みましたが、役人を取った後は、資料庫をある程度とった後、民兵を早目にさして、上家との差が広がらないようにすべきでした。資料庫の調整力で、通常よりは民兵と役人のアクション事故も回避できたかもしれません。銀貨で5VPとれれば、銅貨の5VPは上家にわたして、市場を取る手数分で公領を取るのがベストの立ち回りだったかな、、、と。無念。

最終デッキ;資料庫2、地下貯蔵庫2、役人1、市場1、民兵1、金貨4、銀貨8、銅貨8、属州3、屋敷3、砦5VP(銀貨)

ということで、3位ー4位ー1位ー1位ー2位の結果で、大会VP16点で、全体9位の結果でした。目標としていた2勝も達成できて、上々の結果と言えると思います。なにより、自信喪失の状態を脱するには、十分に勇気づけられる結果でした。
また、日本選手権へ向けて、もう一度ドミモチベを盛り上げて、いろんなドミ会に参加させていただきたいと思います。同卓する方、よろしくお願いします。

それでは、みなさん、きをつけー、ちゃくせきー、FERRYでしたー。

[参戦記]ドミニオン秋の陣2017(10/1)(追記あり)

こんばんわ、ガチエリアでS帯からB+帯まで転がり落ちたFERRYが通りますよっと。

さて、巷では、ドミニオンの新拡張Nocturneが発表されてしばらくたちますね。10月末にはドナルドさんのカードレビューが始まるらしいですが、いかがお過ごしでしょうか?

公式オンラインドミニオン(通称ステフドミ)では、大規模なオンラインの二人戦大会が開かれており、日本のドミニオンクラスタの猛者諸氏も参加しておられるようです。FERRYは時間の都合がなかなかつかないので、参加見送りましたが、是非各位の健闘をお祈りする次第です。

実数としては把握していませんが、オンラインドミニオンが日本語化されてから、日本人プレイヤーが増えたのが実感されます。Top100位以内に何人日本人がいるんだ?ってくらいの盛況ぶりです。バージョンアップ情報など、ステフドミの諸々は、下の三月さんのブログをご参照くださいませ!

4cost2buy-sir-martin.hatenablog.com


そして、そして、wiki始まってました!!更新の頻度ぱないっす。初心者の方からジャンキークラスの方まで、みんなに愛されるwikiにしていきたいものですね~。
ちな、FERRYは中の人ではありません。


てなわけで、本日の本題。桜咲くころに基本・帝国の腕前を競ったドミニオン春の陣2017から半年。奴が返ってきました。

atnd.org

そう、ドミニオン秋の陣2017が10/1に開催されました。主催はドミニオン日本選手権2016チャンプのながどんさんです。
今回は趣を変えて、日本選手権の準決勝以降で採用される、ドラフト形式のサプライ決定方法で、全4回のスイスドローをやろうという試みです。
「ひえ~、運営大変過ぎない?」といった心配も吹っ飛ばすくらいの素晴らしい進行で、相変わらず主催者チームのクオリティの高さを存分に見せつけられました。感謝感謝です。

ランダマイザを使わずに、サプライにそのまま用いる10枚のカードの束を1人あたり8束配って、そこからサプライを選んでもらうという逆転の発想。
1拡張から1種ずつという縛りを設けておられなかったので、極言すれば、裏向きの束を8束渡してしまえばいいというスムース設計。
ネズミや浮浪児・傭兵など、20枚の束は、先に10枚だけ配って、それを使う場合は、別に準備してある残りの10枚を卓にもってくるという隙のなさ。

旦那。ありゃあ、どうみてもプロの仕事ですぜ、、、。

とにもかくにも、混乱なく、1参加者としては、ゲームに集中して対戦を進めることができました。
改めて、ありがとうございました。

結果の方は、3位3位4位4位の大会点2点で堂々の最下位でした。
ドラフト形式のサプライ選出の妙を楽しむレベルに到達できていないばかりか、ゲーム単位の構築も中途半端で、同卓者の方に申し訳ないレベルでした、、、。
まぁ、メソメソしていてもしょうがないので、次につなげるために、砂を噛みながら、振り返りです。


<1戦目>
2番手;3位
ドラフト手札;真珠採り、大広間、ゴミあさり、馬上槍試合、御料車、寵臣、策士、祭壇

6金出せるかどうかで手番差がひっくり返りそうな祭壇は除外。馬上、寵臣、策士あたりは強カードなので、出来るだけ、上位手番を活かせる展開にもっていきたいところ。

航海士→ねずみ捕り香具師ときて、呪いと銅貨が撒かれて厳しそうな寵臣も除外。手札枚数の暴力で属州に届くように策士を選択。

次の順番は地下貯蔵庫→執事→農村で、強い圧縮と村も入ったので、策士ループに行くかどうかを考える。香具師に何人行くかで、執事の圧縮が間に合うか微妙なので、ループは厳しいと判断。寵臣は策士と相性悪いので、策士をデッキトップで使いまわせるゴミあさりを選択。

最後、大衆と行商人が出て、ゲームスタート。


サプライ;地下貯蔵庫、ねずみ捕り、執事、農村、ゴミあさり、航海士、策士、香具師、大衆、行商人

執事銀から入るも、執事沈んで、5T目執事銅銅銅銅。はい。おつかれ~。3T、4Tに香具師ねずみ捕りと取ってはいたものの、農村も遅れて非常に厳しい展開。
1番手はゴミあさりから金貨を増やしつつのゴミあさり+香具師。3番手は農村と大衆を枚数確保して大衆ロックにいくも、香具師が配る呪い銅貨でコンボ安定せず苦しそう。4番手は執事2枚体制で銅貨呪いを捌きつつ、策士ループ。行商人を2枚ずつ集めた後は毎ターン属州で猛追。2番手のFERRYは策士で手札10枚のターンに属州を買うデッキを組んだつもりが、何故かゴミあさりを入れておらず、銅貨呪いの廃棄に追われる間にどんどん引き離される展開でなす術無し。悲しみの3位でした。

最終デッキ;農村2、ねずみ捕り2、執事1、香具師1、行商人1、地下貯蔵庫1、策士1、銀貨6、銅貨9、属州1、公領3、屋敷3

(追記)
1週間経って、改めてプレイ面の振り返りです。香具師を毎ターン打ちながら策士ループが組めるか考えてみます。執事1枚は廃棄かドローに使うことを想定して、必要なのは、策士2、香具師1、行商人4、地下貯蔵庫1、執事2、農村2。+購入が策士しか無いので、パーツ集めがしんどそうです。銀貨を入れる余裕はないので、執事執事スタート。行商人以外の購入が8ターン。廃棄に5ターン。香具師で配られる銅貨+呪いを廃棄するターンを考えるとやはり無理筋なように見えます。香具師ステロ的な立ち回りで公領込みの3山を狙った方が現実的ですかね。
この卓の1位の方は、ゴミあさり+香具師で、呪いを撒きながら金貨を早目にいれて、属州を買う立ち回り。2位の方は、香具師を入れない普通の策士ループwith執事2枚でしたので、香具師の入るタイミングと枚数によって、有利不利が分かれるかもしれません。
当日は執事沈んで銅貨しか切れずお通夜でしたが、そもそも執事銀で入っているのがミスなので、しっかり執事執事しておく必要がありました。


<2戦目>
4番手;3位
ドラフト手札;法貨、秘密の部屋、礼拝堂、剣闘士/大金、山守、収税吏、街道、収穫

狙いの無いドラフトの選択をしてしまった1戦。手札を見た段階では、礼拝堂を出して上位手番で礼拝堂沈む人がいれば、状況変わるかな?と思っていたものの、陣地の後、様子見で収穫を出してしまう失態。根拠のある「待ち」には意味があるが、とりあえずの様子見に意味はなく、場を支配できるカードは、早目に見せないと意味が無いとの指摘。

この後、青空市場→中庭→再建が出されて、礼拝堂を出すのを日和ってしまう。代わりに出したカードが山守。圧縮は再建が出たので、屋敷を青空市場にどんどん換えられて、青空市場、陣地、鹵獲品の枚数で負ける未来が見えるので、次の番に法貨を出して、無理やりドローをつなげる心づもり。

そして、パン屋→よろずや→ブドウ園が出る。ここでも、法貨を出して、アクション過多のデッキを回せる環境を作ってしまうと、ブドウ園込の三山で、パーツ獲得で負けそう、、、。とビビッてしまい、出したカードは収税吏。

結局出したカードは、収穫・山守・収税吏、、、。何がしたいねん???である。しかも、自分の出したカードを1枚も買っていない。局面局面では考えたつもりになっていたけど、結局自分のやりたいことを押し付ける形にはならず、消去法でしか選択できていない。反省。

サプライ;ブドウ園、陣地/鹵獲品、中庭、青空市場、よろずや、収税吏、山守、再建、パン屋、収穫

初手は、3-4ならパン屋トークンを使っての、再建-再建が強いとの感想戦の流れでしたが、FERRYは2-5。トークンを残して、陣地、再建スタート。屋敷がなかなか再建できない展開で、早々に青空市場が売り切れ、屋敷の再建先が銀貨しかない状態に、、、。あとは、肝心のタイミングで5金がでず、鹵獲品は取れず。陣地も1枚に。パーツが集められないなら、よろずやをいれて、再建で銅貨を切りながらステロで良かったのかも、、、。

感想戦では、礼拝堂をまずドラフトして、山守、法貨。あたりを出した方が、目があったのではないか?との意見。タイミング的に再建の出る前だったので、その後の展開も変わったかもしれない。

最終デッキ;青空市場2、陣地1、再建1、パン屋1、属州3、公領2、金貨2、銀貨3、銅貨2

(追記)
1週間経って、改めてプレイ面の振り返りです。2-5で陣地再建したわけですが、どのみちパーツ獲得戦で遅れるならば、陣地は諦めて、中庭金貨スタート、もしくは、中庭パン屋スタートは無かったか、、、。途中5金で鹵獲品が買えるタイミングがあれば買えばよいし、属州先行して、どこかでコンボ側が属州まとめ買いで終われば、属州の偏りで2位は狙えたかもしれない。いずれにせよ、青空市場再建でパーツ集めに行く手は上位手番でしか成立しないので、割り切って考える必要があったのではないかなと思います。
あと、ドラフト面は、自分の構築に自信がないから、日和ってしまうわけで、メンタル的な部分で、改善が必要なのかなと、、、。ただ、パーツを集める必要のあるコンボは、どう転んでも、下位手番で優位は取りにくいので、街道や、礼拝堂・山守・法貨みたいなルートの主張はしづらかったかなと思います。


<3戦目>
4番手;4位
ドラフト手札;騎士見習い、鍛冶屋、司教、港町、海の妖婆、交易場、禁制品、雇人
イベント;交易、舞踏会

イベントに交易が出たので、ドロー系ステロが強くなる場。1枚目鍛冶屋を出したか、騎士見習いを出したか、記憶があやふやだけど、鍛冶屋を出した後、民兵が出されて、方針変更をしたように思う。

最終的に出したのは、鍛冶屋、騎士見習い、雇人。チャンピオンまで育てて、後は引き切ってやりたい放題するデッキを作りたい。圧縮は、交易と偽造通貨と伯爵、、、。伯爵ぅ?これ、2-5引いた人の勝ちでは?ガクブル

サプライ;騎士見習い、神託、引揚水夫、鍛冶屋、民兵、航海士、偽造通貨、伯爵、遺物、雇人

そして、案の定、2番手に2-5を引かれる。1番手、3番手は民兵銀と民兵騎士見習い。FERRYは鍛冶屋騎士見習い。伯爵に圧縮されると一気にチャンピオンを作られて負けそうなため、感想戦では1位を引きずり下ろすには、やはり民兵という意見。鍛冶屋で一旦5金を出してから構築する方法も無いではないとのこと。
2番手はデッキ2周目、3周目に差し引き3枚廃棄を2回決めて盤石。後は、遺物を打たれながら対戦が終わるのを待つゲームになってしまいました。とはいえ、2位にも意味があるのがスイスドロー。しっかり2位になるプレイングをしなければならないのですが、ヒーロー進化忘れをやってしまったり、駄目駄目なプレイ。

最終デッキ;鍛冶屋3、ウォーリア2、偽造通貨x2、航海士1、神託1、チャンピオン1、銀貨4、銅貨6、属州1、屋敷1

(追記)
1週間経って、改めてプレイ面の振り返りです。鍛冶屋偽造通貨交易とドローステロに進むのに有利な条件はそろっていたものの、やはり民兵に二人入ったので、ドローステロは選びにくいですね。となると、伯爵の2番手を止めるべく、民兵騎士見習いで入って、偽造通貨と引揚水夫で圧縮を進めるチャンピオンルートが一番可能性があったのかな、、、。


<4戦目>
3番手;4位
ドラフト手札;村、ヴィラ、ゴミあさり、馬商人、玉座の間、ゴーレム、大市場、行商人
イベント;大地への塩撒き
ランドマーク;凱旋門

凱旋門で集めるキャントリップとして使うにはコストが重い大市場をだした後、使い魔を見たので、呪いをスキップできるゴーレムとリアクションできる馬商人を投入。

サプライ;堀、借金、使い魔、金物商、馬商人、義賊、ゴーレム、商船、パン屋、大市場

呪い撒くのが強そうなので、まずはポーション。相方を借金にしてしまったのが失敗か、、、。4番手の全力使い魔3枚体制にどんどん呪いを撒かれ、使い魔2枚入れたものの、途中ゴーレムに浮気をしたせいもあって、デッキの呪いは7枚、、、。4番手が入れた義賊でデッキトップのゴーレム2枚を流されたりと良いところなく敗戦。それにしてもデッキの組み方が首尾一貫しておらず、弁解の余地のない感じ。

最終デッキ;堀4、ゴーレム3、使い魔2、金物商2、パン屋1、商船1、銀貨4、銅貨6、借金1、金貨1、ポーション1、属州1、屋敷3、呪い7

(追記)
1週間経って、改めてプレイ面の振り返りです。荒場になるので、借金で銅貨を圧縮していったことが、そもそも間違いだったかもしれません。ゴーレムでアクションサーチできるといっても、強力なドローがあるわけでもなく、アクションはゴーレムか金物商からしか増えず安定しないので、ゴーレム、大市場ともに、罠になってしまった感じがします。呪いを廃棄できない場なので、銀ポーションからの全力使い魔が正解だった、、、。


大会後、複数の方がドラフトに対するアプローチを、ブログやツイッターで説明しておられるのを読んで、改めて自分ならどうするのかを考えています。
それにしても、今回はドラフト以前の問題だった気がするので、まずはそちらの改善からですね、、、。ステフドミや東ドミリーグで、精進せねば、、、。

[追記]振り返りといいつつ、振り返っただけになっているので、どこをどうすればよくなるのかちゃんと考えねば、、、。

[主催イベント]ドミニオン日本選手権2017 予選1日目反省会(7/22)

こんばんわ、ドミニオンクラスタの皆さま。FERRYです。

日本選手権も終わり、日本チャンプのむーろんさんも世界挑戦を決意し、世界選手権が楽しみになって参りました。
一方、世間では「これでやっと基本陰謀海辺以外のサプライを思う存分楽しめる」「アグリコラで相手のドラフト手札の内容から戦略を予想して、自らの戦略にフィードバックすることで、ドミニオンに必要な能力が養われる」「イカイカイカ!」と、開放感に溢れたツイートが飛び交ってますが、そんな中で、日本選手権1日目の予選を振り返って反省しよう、というストイックな8名のプレーヤが都内某所に集い、ドミニオン会が開かれました。
かくいうFERRYも、某ドロミニオンさんで一人回しをして、各ルートの速度感を確認しつつ、各ルートのインタラクションに思いを馳せながら、この日を迎えました。

実際、改めて基本陰謀海辺の意図的に組まれたサプライをプレイしてみて、初手で先にルートを示すことで先手番が必ずしも有利にならないようなケースや、予定のルートに一直線に入るのではなく、1クッション置いてから入るなど、プレーヤ間の駆け引きを十分に楽しめたと思います。

さて、まずは午前4戦、午後4戦の中から、一人手持ち4票でもう一回やりたいサプライ投票を行いました。投票の多い順に対戦を進めていくコンセプトです。8人の投票結果はこちら。

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同点7票で、午前2回戦と午後2回戦が人気でした。いずれも庭園が絡んだサプライで、属州ルートに行くのか、特殊勝利点に行くのか、はたまたハイブリッドで行くのかの判断が熱いサプライです。続いて、寵臣拷問人が揃う午前3回戦が6票、策士を軸にしたパーツの取り合いから戦略が枝分かれする午前4回戦が5票と言ったところが得票上位のサプライでした。一方、午前1回戦は1票も票が入らず、この日は振り返り対戦もありませんでした。原住民の橋の強さが認知されている世界では、ビッグブリッジを成立させるだけのパーツを確保するのが難しく、そこからの戦略のぶつかり合いが見どころになるかと思っていましたが、自分も含めて票を入れていないので致し方なしですね。


では、反省会当日の対戦順に則って、サプライ、および、反省会の内容を振り返っていきます。

午前2回戦
庭園、役人、魔女、中庭、交易場
公爵、大使、密輸人、引揚水夫、バザー

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こちらのサプライは2回連続で対戦をしています。のべ合計4卓の対戦で、勝利したのは銀役人x2、密輸人役人x1、中庭役人x1という結果となりました。2-5は中庭交易場、中庭魔女ともに勝てず、属州以外に点数行動できるルートがある時の役人の強さを表した結果となりました。銀貨獲得もそうですし、ステロに対しての足止め効果が絶大でした。よくよく考えてみれば、勝利点を山札に戻すという、プチ幽霊船的なアタック効果なので、役人が打ちまくられる環境では、ドロー系のステロはしんどいですね、、、。
一方で、2回目の卓Bは庭園で勝ったのですが、大使で屋敷銅貨が撒かれた関係で、4金すら出なくなってしまいました。こういう展開もあるんだな~と不思議な感覚でしたが、庭園のタイミングを遅らせて、息切れしないように気を付ける必要があると感じました。工房や鉄工所などの直接獲得系のカードでないあたり、サプライ作成者の意図を感じるところです。

日本選手権では、2-5で中庭交易場を選択して4位轟沈しましたが、上位手番で役人が買われている状況では2-5でも中庭役人の方が勝負になるのかな?という印象です。



午前3回戦
木こり、鍛冶屋、書庫、秘密の部屋、貧民街
拷問人、寵臣、停泊所、見張り、島

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日本選手権では寵臣停泊所から、寵臣集めて、見張り書庫貧民街を差して、拷問人をかわしながら同点1位だったのですが、このゲームは拷問人ロックまで組みに行ってみようと思い、見張り木こりから入りました。まぁ、木こりは銀でしょ、というのはおいておいて、やはり見張りでは5金が遠く、貧民街が増えるばかりで拷問人へのアクセスが極端に遅くなってしまいました。何枚かカットしようと思っていた寵臣も1枚も取れないまま、ゲームは終わってしまいました。他の方の初手をみても、見張りは一人もおらず、まずは5金を出しやすい初手から入って、圧縮を後回しにする手順の方が安定したのかなと思います。



午後2回戦
木こり、庭園、役人、中庭、鉱山の村
拷問人、倉庫、大使、巾着切り、バザー

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拷問人、大使をみて、庭園ルートの評価が上がるも、一人大使になってしまうと、大使側が有利になるので、どうしようか考えていました。自分が大使に行くと、4番手のチャーシューさんが全力庭園で有利になってしまうというジレンマだったのですが、勝ちの目が出るのは、自分が庭園ルート宣言して、チャーシューさんが大使に入ってくれるケースだと考え、初手木こりで庭園宣言をして、こちらの都合を押し付ける形になりました。チャーシューさんも大使大使の初手を取ったため、一気に庭園ルート有利の流れに。午前2回戦の反省を活かして、役人木こりを多目に入れて金量を確保する方向で進めてゲームエンド。
もう1卓も大使は点数が振るわず、役人の強い場が見えてきた午前2回戦と午後2回戦でした。



午前4回戦
村、改築、金貸し、共謀者、偵察員
銅細工師、貴族、抑留、策士、探検家

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このサプライは、抑留のインタラクションによる駆け引きが面白く、今回の午前のサプライの中でもお気に入りのサプライです。日本選手権時は共謀者が4枚取れたので、一位確できる状況で三山を切らして勝ちましたが、全員が策士ループを強く意識する場ではパーツが十分に集まらないケースも考えられるので、どのような展開になるのか楽しみでした。
策士ループに行く場合は、銀貨を取る意味が無いので、3-4は村金貸しか、村改築かでルートがわかれます。5金で策士を早く取りたいか、屋敷を改築してパーツを取りに行くかの狙いの差だと思いますが、自分は、ニート改築にならなければ、より強い動きになる可能性の高い、村改築派です。策士は3周目でも十分かなと。
今回は、ループに入る段階で銅貨がかなり残っていたので、金貸しを2枚入れてループ中に共謀者3枚と合わせて12金を出す体制に。というところまでは良かったのですが、探検家を入れて属州2枚体制に持っていくのが遅れて2位止まり。策士ループに入るタイミングで、村金貸し策士みたいな動きが出来ていれば、探検家に改築するための銀貨を獲得するとか手数を圧縮できたのだと思いますが、うーん、難しい。
あと、2-5の抑留策士は皆さん旗色悪かったのですが、A卓で探検家抑留で入ったうりはりさんが2位になっていて、どんな構築をされたのか興味があるところです。

[追記]A卓の展開は以下のような感じだったようです。
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午後1回戦
地下貯蔵庫、鍛冶屋、大広間、偵察員、鉄工所
寵臣、貢物、ハーレム、見張り、引揚水夫

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A卓は2-5無し。B卓は3人2-5と、かなり展開に差があったと思われますが、B卓はハーレムで金量とVPを上げていったうりはりさんが1位。FERRYは下家のkolentoさんが鉄工所大広間ルートに行ったので、貢物を入れましたが、あまり効果的に働くことがなく、寵臣枚数でも不利を被って4位。圧縮に見張り1枚と、引揚水夫1枚を入れたのですが、寵臣で手札が4枚になった状態で引揚水夫で屋敷を切っても効果的に動くことができませんでした。一方、見張り2枚のチャーシューさんは寵臣枚数でリードしていたものの、見張り事故で銀貨を2回くらい切っていて、その分遅れてしまった感じでした。二人戦で寵臣5枚分け合うような環境であれば、もう少しなんとかなったのかもしれませんが、4人戦で少ない寵臣枚数で回すときは、金量を上げていかないといけないと心に刻んだ一戦でした。
A卓は皆さん3-4で銀引揚水夫が1位。見張り引揚水夫のすどうさんが苦戦しておられたのを見ても、2周目に5金を出しに行くアプローチが必要で、いろいろと考えさせられたサプライでした。



午後3回戦
村、執事、願いの井戸、橋、公爵
灯台、密輸人、海の妖婆、船着場、幽霊船

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日本選手権午前1回戦の原住民の橋サプライで、橋執事で入って、アクション事故で爆死した記憶を引きずりつつ、こちらの午後3回戦のサプライも橋執事で入りました。感想戦では、このサプライの橋はそんなに優先度高くないのでは?という意見が出ていました。橋入り4金で村の枚数を確保したいという狙いでしたが、実際に勝ったのは、執事願いの井戸から屋敷圧縮の船着場ステロを敢行したすどうさんでした。
確かに、購入は船着場で出せるので、引き切りまで持って行けたとしても、エンドアクション枠を橋に使うのは得策ではなかったなぁと思います。
A卓は点数が低くて、3山で終わったか、呪い撒きでグダッたか?という感じですが、橋執事のkolentoさんが1位を取っているので、どういう展開だったか気になります。



午後4回戦
改築、金貸し、民兵、書庫、貧民街
銅細工師、抑留、海賊船、宝の地図、策士

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午前4回戦とは違って、策士ループに行く場合は、どの組み合わせで属州を獲得するかが問題となります。地図を揃えて得られた金貨を改築で属州に改築するか、海賊船で金量を出すかですが、改築金貸しで初期デッキを廃棄するのにかなり骨が折れるのと、策士で10枚になった後に、ドローするカードが無いので、事故が怖いところです。
初手は2-5で抑留策士。午前4回戦のサプライでは抑留策士の初手は厳しいと感じていましたが、ここからの引きが神ってました。3T目にデッキトップから策士を打って、4T目に抑留込みで9金を出して地図地図を購入。5T目に、またデッキトップにいた優秀な策士を打って、この時残りの手札に宝の地図無し。6T目に宝の地図を揃えて改築を購入。と、爆回りでした。この後も、属州に抑留トークンが置かれているものの、改築で金貨を改築するものも含めて、属州5枚を取って勝利。流石に、ここまでの爆回りはそうそうありませんが、ループを組みに行ったkolentoさんは手を伸ばすのに苦労していたのに対して、金貸し銀から策士1枚ルートを選んだチャーシューさんは26点2位でしたので、策士1枚の方針自体は間違っていなかったのかなと思います。



午後2回戦(2回目)
木こり、庭園、役人、中庭、鉱山の村
拷問人、倉庫、大使、巾着切り、バザー

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4名のみで本日2回目の午後2回戦です。4人で庭園ルートでも良かったのですが、庭園3人で4枚ずつ一枚4点で16点。公領が4枚ずつで12点。屋敷が7枚で7点。フラットに35点なら属州6枚+αで勝負になるかな?と思い、ステロルートに。ただし、ステロルートに行くなら行くで、大使で屋敷を戻しておく手間をかけないと、役人のアタックが厳しすぎました。実際7金も多かったのですが、ここでも役人アタックの怖さを思い知ったのでした。



というわけで、全体の戦績です。

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実験手を取ったり、日本選手権の時とは違ったアプローチをした方もいたと思いますので、参考データですが、選手権の時とは違うインタラクションが楽しめたり、充実した対戦会でした。

異郷が出たころにドミニオンを初めて、なおかつ、家族以外とリアルの4人戦を多くやり始めたのもここ1~2年なので、異郷以前の環境はわかってないことが多いのですが、基本陰謀海辺はだいぶ経験を積めたので、今度は繁栄中心のサプライを勉強してみたい感じです。属州環境だと帝国はランドマークの影響がかなり大きい感じがありましたが、繁栄帝国環境になるとどのようなバランスになるのか、非常に興味がありますね。

[追記]
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
可能な限り4人戦での対戦を行いたかったことと、しばらく8人の参加者から増える気配がなかったことで、12名でイベント募集していたものの、前日夜に参加者8名の状態で、募集を終了させていただきました。参加を考えていただいていて、かつ、参加を表明されていなかった方には、事前の連絡なく募集を終了したことで、ご迷惑をおかけしてしまいました。この場を借りて、お詫び申し上げます。

[参戦記]ドミニオン日本選手権2017 一日目(午前)

ドミニオンクラスタの皆さま、おはようございます。
今年も、めでたく開催されましたドミニオン日本選手権2017の参加レポートです。
まだ、本日二日目が残っているわけでして、二日目参加のプレーヤの皆さんの健闘をお祈りしています。
また、開催・主催のHJ様には、改めて感謝申し上げます。今日も会場でお布施しなければ。

さて、結論から言うと、大会VP 10.5点で36位予選落ちとなったのですが、大会に向けて練習会にも参加してきた中で、直前の入穂さん主催の練習会でもらった課題を消化しきれないままに大会に臨むことになりました。
曰く、自分のデッキの把握、対戦相手のデッキの把握、彼我の相対的な状況の把握から、勝利点を買い始めるタイミングを見極める。というものなのですが、それは範囲を拡大して解釈すると、初手の購入から対戦相手のルートを読み取ることも含まれますし、2周目の構築手順の調整も含まれるでしょうし、全ての工程において意識しないといけないことでした。単純にデッキのカウンティングをするという話ではなく、勝利への組み立ての意図を汲み取るということです。
言葉にしてしまうと、大きな、ふわっとした印象になってしまうのですが、例えば、ルートが明確でミラーマッチになった時にどこで差をつけるのか? 例えば、四人戦で複数ルートがあって、対戦相手のプレーヤの選択によって、ルートの評価が1手番ごとに上下するようなケースで、自分の選択をどのように行うのか?
これが出来ていないのは、実は、いままでの自分のブログ記事を読むと、怖いほどに明示されていて、息が苦しくなってしまいそうです。「相手がこういう選択をしたから、自分がこうした」レベルのことは書かれているのですが、「相手の選択から、構築の方向がこのように読み取れるので、自分の選択をこうすべき」とか「相手のキーカードが使われたので、自分のターンの選択で、こうすべき」という、もう一段階踏み込んだ考察はなされていません。
自分が、記憶リソース、思考リソースの面で、下り坂にあるプレーヤなのは否定しがたい事実ですが、それでも戦う上で必要なスキルが身についていないことが明らかならば、努力が必要です。

改めて、自分のモチベーションを見直してみました。ドミニオンが上手くなりたいのか、大会で実績を残したいのか、ステドミのランキングなど長い期間の蓄積で実績を残したいのか、、、。全部である。というのが自分の想いなので、このブログ記事が新たな一歩となるよう、頑張っていきます。もともと強くなるために始めたブログですので、恐ろしいくらいのブレなさであることは間違いないですねww


1戦目
 基本;民兵、書庫
 陰謀;執事、鉱山の村、橋、改良
 海辺;原住民の村、海賊船、宝の地図、海の妖婆

18番卓? 4人戦 4番手 4位

初手、橋-執事から、原住民の橋を狙う。パーツが揃わなければ書庫入れて引き切りスモールブリッジに移行する作戦でしたが、3T目にアクション被り、原住民の村確保を優先して、圧縮で遅れてしまいます。妖婆は2番手が1枚入れていただけなのですが、キーカードを落とされる確率が高く、なかなか5金が出なかったので、書庫を入れて方針変更するのも遅れ、何もできないまま終わってしまいました。執事はもう一枚入れていたのですが、改良で他のカードを廃棄できないターンが来て、鉱山の村に変わっています。銅貨が5枚残っていることからもわかりますが、圧縮ができておらず、原住民の橋の組み方がおかしかったですね、、、。銀貨4枚もね、、、。
勝ったのは1人妖婆でキーカードを落としまくってアドを確保した2番手でした。

最終デッキ;原住民の村x4、橋x3、書庫x1、改良x1、執事x1、鉱山の村x1、銀貨x4、銅貨x5、属州x1、公領x1、屋敷x6、呪いx1


2戦目
 基本;役人、庭園、魔女
 陰謀;中庭、交易場、公爵
 海辺;大使、密輸人、引揚水夫、バザー

18番卓 4人戦 2番手 4位

何人もの方が今回の大会のサプライの素晴らしさに言及されてますが、このサプライも誰がどう動くかでインタラクションの変わる良いサプライだったと思います。どのルート行くにしても、公領公爵へのアプローチを考えつつ進めなければいけないわけですが、魔女・大使が入ると、一気に庭園圧力が高くなるので、2周目までの動きが重要です。
初手は2-5を引いて中庭交易場を選択。4番手も同じく中庭交易場。1番手は役人銀、3番手は役人中庭だったと思います。通常であれば、そのままステロに突っ走るのですが、役人のアタック効果が重く、なかなか屋敷が圧縮できない展開に。しかも、交易場銅銅銅屋から、屋敷を戻されて、銅貨2枚圧縮、3金で銀貨購入みたいなターンが続き、全く手が伸びません。遅い展開になったので、役人を入れて公領公爵に舵を切りますが、そもそも勝利点を戻す効果で苦しくなるのに、緑密度の高くなる公領公爵はよりじり貧を招く結果に、、、。また、こちらが公領を買い始めたために、まわりの公領カットも早く、結局公領5枚止まり。5金が遠かったです。
勝ったのは中庭交易場から、属州ステロルートの4番手でした。
些細なことですが、購入カードを自分で取らないプレーヤがいて、確かに席から山まで遠かったにせよ、毎回取ってもらって当たり前みたいな感じだったので、かなりイライラしてしまいました。ルール違反をしているわけではないのですが、盤外のイライラ要素は勘弁してくれよ~という感じで、途中でメンタル途切れてしまったのは良くなかったですね。

最終デッキ;中庭x2、交易場x1、役人x1、引揚水夫x1、銀貨x11、銅貨x1、属州x1、公領x5、公爵x2、屋敷x1


この時点で、4位、4位と予選突破はなくなり、メンタルもイライラして、頭の中グルグル状態だったので、少し会場の外に出て頭を冷やします。知り合いのプレーヤに声をかけられて話していても、多分顔は強張ってたと思いますし、ちゃんと受け答えできてたか怪しいです。もし、不快な思いをされた方がおられたらすいません。大会前にツイートした、大会の目標は予選突破、ノルマは1勝でした。そう、ここからは目標を1勝するということに修正して、集中しなおさなければなりません。そして、迎えた3戦目、、、。最下位卓での同卓プレーヤには強豪プレーヤが待っていました。敬愛するプレーヤで、普段一緒に卓を囲む機会はほとんど無いので、同卓したら、感想戦を含めていろいろ話をしたいと思っていたのですが、お互い最下位卓にいる境遇を慮ると、こちらの一方的な思いでいろいろ話かけるわけにもいかず、片思いの悲哀を感じつつ、対戦が始まります。

3戦目
 基本;木こり、鍛冶屋、書庫
 陰謀;秘密の部屋、貧民街、拷問人、寵臣
 海辺;停泊所、見張り、島

21番卓 4人戦 4番手 同点1位

拷問人を打つ側に回るか否かですが、書庫にしろ寵臣にしろかわす手段がある場でしたので、できれば拷問人を打つ側に回らずに、上手くいなしたいと思っていると、初手は2-5。停泊所、寵臣で入ります。1番手は見張り木こりから圧縮しつつ、Buyを活かしてコンボの体制。2番手は2周目拷問人を入れて、シンプルに拷問人ステロの様子。3番手は鍛冶屋ステロでした。
この段階で、できることに集中するという意味で、2周目に見張りを入れたデッキの把握と、他のプレーヤの拷問人の使用ターンの見極めだけにリソースを回し、後は島も呪いも絡む点数把握は完全に無視して属州枚数だけ把握する方向に。その後は貧民街、書庫を加えて、後は寵臣の枚数を加えて回していきます。貧民街は欲しかったので、途中木こりのBuyを入れるか迷いましたが、事故ったターンは島を買って、安定性を増すように構築していきました。途中、こちらの寵臣アタックもあって、1番手の構築が伸びていない様子で、拷問人を買い増して、ロックの体制が整う頃には属州の枚数は3枚くらいになっていました。
時間切れで4番手のFERRYまでまわるとゲームが終わる最終周回、1番手の拷問人ロックに対して、手札には寵臣を含んだ5枚を持っていましたが、1番手の拷問人枚数を数え間違えるというボーンヘッド。サプライの拷問人枚数を確認すればわかったはずなのですが、4枚あるところを3枚と思っていて、2枚捨て、2枚捨て、呪い受け取りで、公領を目指しました。しかし実際には4枚目の拷問人が飛んできて、2枚捨てでゲームエンド。その時点で2番手との勝利点はかなり接戦だという認識だったので、2枚呪いをもらうよりはましだと考えたのですが、公領を狙うのであれば、もう一枚呪いをもらって寵臣で引いてくる4枚にかけるべきでした。結果、同点1位でゲーム終了だったので、3回目の拷問人で呪いをもらっていなければ勝っていたのですが、まぁそれは結果論です。もしくは、1点単位で勝利点を把握するところまで追い込めるのか?という点を考えなければいけません。二人戦ならできても、四人戦では無理かな、、、。
いずれにせよ、気持ちを切り替えて、しっかり1位を取れたことは評価してよいと思います。

最終デッキ;寵臣x4、貧民街x2、見張りx1、書庫x1、停泊所x1、銅貨x5、属州x4、島x2、屋敷x2、呪いx2


4戦目
 基本;村、金貸し、改築
 陰謀;偵察員、共謀者、銅細工師、貴族
 海辺;抑留、策士、探検家

16番卓 4人戦 1番手 1位

さて、泣いても笑っても最後の1戦。ちょうど入穂さんの対戦会でミツヤさんから指摘をもらった、策士ループ場での手数を無駄にしない。というアドバイスを思い出しながら、村-改築で入ります。2番手も村改築、3番手4番手は2-5で抑留策士でした。
2周目、抑留が金貨、貴族のあたりにおかれて、速いルートが消されていく中で、村鍛冶も貴族を取るために改築を使う迂回ルートとの取捨選択など、抑留た~のし~、な感じの展開で進みます。こちらは3T目改築で屋敷を切って共謀者を取ってパスの後、4Tに銅貨5枚で5金を出せたので、一気に優位に。次のデッキ周回で策士は沈んだものの、金貸しと村を入れて、準備はOK。村金貸し策士で、抑留を買いながら策士を打つなど、順調に構築を進めます。共謀者も4枚確保できたので、探検家を入れて、属州2枚のループを組むか迷いましたが、属州に抑留を置かれて、事故リスクが高まったのと、貴族を入れる手数がもったいなかったので、2枚にまで減っていた抑留を枯らしてゲームを終わらせる方向に。サプライの勝利点枚数を数えて、ゲームを終わらせて良い判断をした上で、きっちり1位を取ることができました。

最終デッキ;共謀者x4、村x3、抑留x3、策士x2、金貸しx1、偵察員x1、改築x1、属州x3、呪いx1


というわけで、対戦いただいた皆様ありがとうございました。オンライン・オフライン問わず、また同卓する機会がありましたら、よろしくお願いします。

[参戦記]柏木練習会参戦記(07/02) 基本・陰謀・海辺練習会 備忘録

この週末は、ドミニオン日本選手権2週間前スペシャルと銘打って、土曜のしゃべドミに続いて、日曜は入穂さん主催の柏木練習会に参加してきました。
初手まわりの感想戦重視、1位を取るアプローチを!引きか構築のどちらの要素が強く結果に結びついたのかよく考えて!という練習会趣旨が入穂さんから宣言された後、総勢11名での練習会スタートです。

まぁ、パッと見渡して、自分より強い人しかいないのですが、案の定、ボコボコにされてきました。戦績は2-2-4-3-同3-2-3-4で、3人戦も含んでラス4回。それでも、基本陰謀海辺という、あまり4人戦で回したことのない環境での経験値だけは、ガッツリいただいて帰ってきました。あと、基本が疎かになっている部分も明確になったので、あまり時間は残されてないですが、少しでも向上するように意識していきたいです。


サプライ その1(基本第一版+陰謀+海辺)4人戦 4番手 三山枯れ 2位
 木こり・鍛冶屋・市場
 公爵・ハーレム・貴族
 密輸人・隊商・海の妖婆・引揚水夫

1番手:11 VP
2番手:18 VP
3番手: 9 VP
4番手:13 VP(←FERRY)

最終デッキ;引揚水夫x3、密輸人x2、市場x1、鍛冶屋x1、銀貨x5、銅貨x10、公領x4、公爵x2、屋敷x1、呪いx8

3番手が2-5で海の妖婆を入れず、前の日に4人戦の3人目の妖婆に入りたくないという話をしていたのが頭にあって、葛藤で妖婆を買わなかったら、当然呪い5-5-10-10になって、駄目だったでござるという1戦。3人目の妖婆に入らずに、妖婆入れた1番手、2番手に勝てる戦略がなければ、妖婆買うべきですよね、、、。反省。



サプライ その2(基本第一版+陰謀+海辺)4人戦 1番手 属州枯れ 2位
 村・泥棒・改築・庭園
 執事・偵察員・寵臣
 策士・宝物庫・バザー

1番手:25 VP(←FERRY)
2番手:31 VP
3番手:19 VP
4番手:25 VP

最終デッキ;記載忘れ

執事圧縮から寵臣を入れて策士ループ。13金出せるように寵臣3枚バザー1枚執事3枚村2枚のデッキを組むも、策士ループに移る手順が遅かったとアドバイスをもらいました。具体的には寵臣3枚目とバザーが余計だったとのこと。策士を先にいれて、ループに移行しながら手を進める感じがまだつかめてないので、要練習ですね、、、。後、2周目のアクション事故を嫌って銀執事で入ったのですが、最後に要らない銀貨を買ってる余裕は無いというのも、当然の指摘でした。反省。
また、全員策士ループになっている環境で、属州残り4枚で駆け引きが、、、。自分のターン、10金で公領公領と取ったのですが、ここを公領改築ととっておけば、次のターンで属州空廃棄、属州購入で勝っていたので、思慮が足りませんでした。改築の終盤力はわかっていたはずなのですが、、、。さらに、最後点数行動のために、策士ループを継続せずに属屋と買ったのですが、そこはこらえて、まわりに次のターンもVP獲得できるぞとプレッシャをかけるためにも、策士ループを継続すべきだったとも、、、。
これまで、4人全員策士ループに入るような場での経験が無かったので、勉強になりました。



サプライ その3(基本第一版+陰謀+海辺)4人戦 3番手 属州枯れ 4位
 役人・市場・議事堂・書庫
 願いの井戸・改良・交易場
 灯台・停泊所・探検家

1番手:31 VP
2番手:28 VP
3番手:23 VP(←FERRY)
4番手:27 VP

最終デッキ;議事堂x2、金貨x1、銀貨x4、銅貨x7、属州x2、公領x2、屋敷x5

1番手役人に対して、2番手ともども銀銀スタート。4番手は銀願いの井戸でした。1番手が3T目書庫を買ったので、2番手ともども議事堂を購入。書庫側が議事堂で手札が増えたとして、もともと引いてくるはずだった山札ではあるのですが、アクションをスキップできる効果が発揮できないので、微有利かな?と。4T目も5金でたので、議事堂2枚体制で後は金量マシマシと思っていたものの、4番手が役人をいれたこともあって、思ったより議事堂で金量が伸びない。金貨1枚の状態で早めに勝利点を買い始めたこともあり、その後の手が伸びず。さらに公領タイミングも早かったとアドバイスをもらいました。
単純な属州残り枚数で公領タイミングを計るのではなく、自分と対戦相手のデッキ(さらには残り山札のカウンティング)を把握して、最適な行動をとらないといけないというのが指摘の趣旨で、実は全く同じことを8戦目でも言われます。自分、どんだけ学習しないんだという落ち込みモード。反省。



サプライ その4(基本第一版+陰謀+海辺)3人戦 3番手 属州枯れ 3位
 村・工房・玉座の間
 中庭・改良・公爵・破壊工作員
 原住民の村・宝の地図・前哨地

1番手:39 VP
2番手:39 VP
3番手:22 VP(←FERRY)

最終デッキ;中庭x3、村x2、工房x1、玉座の間x1、金貨x4、銀貨x2、銅貨x7、属州x1、公領x4、屋敷x4

本日の一番の迷走。工房・宝の地図で入って、宝の地図を揃えて、その後支離滅裂。公領公爵に行くなら、そもそも宝の地図を買わずに、工房から銀貨たくさんいれるべきだし、宝の地図で早目に金貨揃えたなら、後は中庭3枚くらい入れてステロ気味にまわせばいいし、コンボ組むなら改良からどんどん圧縮して中庭で属州もどして原住民の村にしまえばいいし、でもそのどれでもないという体たらく、、、。反省。



サプライ その5(基本第一版+陰謀+海辺)4人戦 4番手 属州枯れ 同着3位
 宰相・鉱山・市場
 大広間・鉱山の村・男爵
 停泊所・見張り・前哨地・探検家

1番手:33 VP
2番手:31 VP
3番手:40 VP
4番手:31 VP(←FERRY)

最終デッキ;見張りx1、男爵x1、探検家x1、金貨x4、銀貨x1、銅貨x6、属州x2、公領x4、大広間x2、屋敷x5

7金のターンが何回かあったり、見張り探検家男爵がリシャッフル前に同時に来て、見張り打てなかったり、ついてないと言えばついてないものの、それでも銅貨が6枚残っているのは、見張りを打つ打たないの判断がおかしかったですね。



サプライ その6(基本第一版+陰謀+海辺)3人戦 3番手 三山枯れ 同着2位
 宰相・工房・庭園・玉座の間・市場
 大広間・貧民街・
 漁村・航海士・バザー

1番手:26 VP
2番手:20 VP
3番手:24 VP(←FERRY)

最終デッキ;記録忘れ、庭園は3枚(デッキ30枚で1枚4点)

工房庭園大広間あるガチガチの庭園場で3-4を引けないような奴にろくなやつはいないでお馴染みのFERRYです。2-5引いて途方にくれながら、庭園ルートにいかないとすると、庭園6枚3点+大広間6+屋敷9点で33点。工房3枚差したとして、15ターン程度で属州5枚+α取れるステロがあるかどうかですが、宰相爆回りなら取れるかもしれません。航海士も上手く勝利点をスキップできる回りならかなり早い。ただ、わかってる人二人が庭園なら、公領取れるように銀貨を入れながらデッキ40枚まで長引かせられると追い付けないのではという話も感想戦で出ていました。
今回は、庭園後追いを選択したのですが、+購入を活かせると踏んで、銅貨市場を選択しました。二周目工房工房して惜しい線はいきましたが、庭園は3枚しか取れず、さすがに届きませんでした。2番手は庭園5枚でしたが、デッキが30枚に届かず。感想戦で、どうせ庭園後追いなら、相手の事故期待で銅貨工房の方が良いのではないかという話がありましたが、いずれにせよ、3番手だと庭園4-4-4に分かれることを期待しづらいので、1位条件なら宰相ステロすべきだったかと思います。反省。



サプライ その7(基本第一版+陰謀+海辺)3人戦 1番手 属州枯れ 3位
 金貸し・改築・民兵
 手先・偵察員・共謀者・寵臣・公爵
 島・航海士

1番手:38 VP(←FERRY)
2番手:51 VP
3番手:49 VP

最終デッキ;手先x6、共謀者x4、寵臣x2、改築x1、金貨x1、銅貨x4、属州x2、公領x5、公爵x1、島x3

2-5で手先寵臣したものの、寵臣が2-4-4で分かれたので、手先で共謀者を起動する形にシフトしましたが、回しきれず。属州劣勢だったので、公領公爵で点を稼ごうとするも手数が足りず38点止まり。3T目に寵臣を2金で使ったのですが、相手の5金をつぶすために、手札交換で使った方がよかったのでは?とのアドバイスをもらいました。確かに、その後寵臣枚数で逆転されていることを思うと、第一のミスプレイポイントだったと思います。反省。
そこで寵臣を2金で使って何を買ったのか記憶があやふやなのが、そもそもまずいですが、寵臣を買ったのだとすると、その後寵臣が取れていないのが不思議です。金貨が1枚デッキに入っていることを思うと、金貨を買ってしまっていたのかもしれません。



サプライ その8(基本第一版+陰謀+海辺)4人戦 3番手 属州枯れ 4位
 金貸し・祝宴・市場
 破壊工作員・公爵
 真珠採り・倉庫・航海士・隊商・船着場

1番手:35 VP
2番手:34 VP
3番手:28 VP(←FERRY)
4番手:33 VP

最終デッキ;記録忘れ、船着場3枚

サプライその3の裏返しで、勝利点購入の仕掛けが遅いとアドバイスをもらった1戦。9金で金貨銀貨を買ったのですが、その根拠が「リシャッフル前だったので」というのが、杓子定規に考えてはいけないというポイント。リシャッフル前に1枚、次のデッキ周回で2枚買うのも、金量上げて次のデッキ周回で3枚買うのも、買える枚数は一緒なので、自分のデッキとまわりのデッキが属州をどの程度買えるデッキに育っているのかを考慮しなければ、仕掛けのタイミングを適切に判断できないというもの。
船着場の3枚目を入れたあたりも、「持続の船着場がリシャッフルをまたいでしまうので、トップで船着場を打てる確率を上げるために」とその場で説明していましたが、そもそも船着場を打たずに銀貨を買った場合との損得を検討していないといけないので、ダメダメです。反省。



うーん、2週間前にこの仕上がりなので、不安しかありませんが、勝った負けたそのものよりも、対戦にあたって、気を付けるポイントが明確になったのは大きな収穫です。まぁ、指摘されたポイントは、特に基本陰謀海辺環境だからというものではなく、そもそも今のFERRYに足りていないものなので、精進あるのみです。


追伸;一連の参戦記は、自分以外の人がみて、あまりためになる情報が転がっていないので申し訳ない限りですが、自分で振り返って意識づけするためのものですので、生暖かい目で見守っていただければ幸いです。